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アラウ、ベートーヴェン、"テンペスト"

2018.04.24 - ベートーヴェン

ma



アラウのピアノで、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ17番「テンペスト」を聴きました(1965年5月、アムステルダム、コンセルトヘボウでの録音)。


ベートーヴェンのピアノ・ソナタは、ここ何年か後期の作品ばかりに気を取られていて、中期の曲をいささか低くみていました(←不遜もここまでくると我ながら愉快)。

で、久しぶりに「テンペスト」を聴きました。いや、もう素晴らしい。格別です。この曲の良さを再認識できたのは、アラウのピアノだからといっても過言ではないです。

ベートーヴェン弾きとして名高い、バックハウスとケンプのステレオ録音は好みません。が、モノラル録音は最高と思う。彼らが60歳代くらいのものです。このアラウ盤も、ご自身が60歳ちょっとの頃の演奏。脂はのっているし、技術の衰えもない。いま思えば、絶妙な時期だったと思います。
じっくりと噛んで含めるようなテンポ、ふくらみがあって艶やかな音色。ふんのりと漂う陰が音楽に深みを増しているように感じます。













ma
 
パースのビッグムーン。












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Comment

絵画のようなテンペスト - yoshimi

こんにちは。
「テンペスト」はベートーヴェンのソナタの中でも特に好きなの曲なので、いろいろ聴きましたが、アラウの「テンペスト」はおっしゃる通り素晴らしいと思います。
アラウにしては、他のソナタよりも響きが多彩で次々と移り変わっていくので、まるで絵巻物を見ているような気がします。
一番好きなのは第3楽章なので、いつもこればかり聴いていますが、アラウの解説によると「内なるざわめきと不安の感情」が表現されているのだそうです。

「テンペスト」の演奏のなかでは、レーゼル、デュシャーブル、ヴェデルニコフも好きなのですが、アラウはふくよかで多彩な美しい響きとゆったりしたテンポで絵画のような描写的な語り口がとても個性的だと思います。
2018.04.25 Wed 13:32 URL [ Edit ]

同感です。 - 管理人:芳野達司

yoshimiさん、こんにちは。
絵画のようとは、うまいことおっしゃいます。
いままでこれを聴いてこなかったのが恥ずかしいくらい、素晴らしい演奏だと思います。響きは多彩でふくらみがあるし、テンポも堂々としていてスケールも大きい。
評価が高いとされているリヒテルやギレリスも悪くはないけれど、好みでは断然こちらをとります。
2018.04.25 20:09
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