
高関健の指揮、東京シティ・フィルの管弦楽他の演奏による、ヴェルディ「ドン・カルロ」公演に足を運びました(9月6日、東京オペラシティ)。
妻屋さんのフィリッポと大塚さんの宗教裁判長、木下さんのエリザベッタと加藤さんのエボリは2023年10月の二期会で聴いているのだけど、今回も素晴らしかった。高関さんが見そめたのかな。
小原さんカルロと上江さんロドリーゴは初めて聴いたけど、生き生きした歌唱に胸が熱くなりました。やはりロドリーゴはいい奴だ。
高関さんはプレトークで、ドン・カルロの管弦楽法はベルリオーズから影響を受けたのではないか、と述べていました。
言われてみれば、木管楽器の響きがときおり似ていたし、ラスト近くにおける銅鑼の連打からは「ファウストの劫罰」の地獄堕ちを想起しました。
こういう音楽をたまに聴けるのならば、長生きする値打ちはあるのかも。
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