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イタリア合奏団のロータ「弦楽のための協奏曲」

2009.05.11 - ロータ
Allegro

イタリア合奏団の近現代イタリア作品集


連休前にパセリを買った。けっこうな量の束だったが、いろいろ使えばすぐなくなるだろうと考えたのが甘かった。
週末のたびに、頭をひねりながら材料にしているけれど、減る気配がない。


鰹のタタキ パセリ添え
paseri


パセリ入り納豆乗せヤッコ
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パセリの卵焼き
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パセリ入り温麺
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ししゃものパセリソース掛け
paseri


ブロッコリーとパセリのスパゲッティ
paseri


その他、肉料理の付け合せはもちろん、ラーメンや味噌汁にも投入している。
シロウトがむやみに「業務用」に手を出したらイカンのだナ。


ニーノ・ロータといえば映画音楽作家として有名だ。
学生時代に名画座で観たものの中にも、ロータの音楽はたびたび顔を出していた。
「道」、「ローマ」、「サテリコン」、「太陽がいっぱい」、「山猫」、「ロミオとジュリエット」、「ゴッドファーザー」などなど。
それらの映像はすばらしいが、音楽と離しては語れないくらい、両者が一体となった作品になっていると思う。
そんなわけで、映画音楽としてのロータには昔から馴染んでいたが、クラシック音楽として演奏会用に作った彼の作品を聴いたのは、ここ最近のことである。
ムーティの指揮による「山猫」の組曲と、トロンボーン協奏曲をやっていたのをFMで聴いたのがたぶん最初になると思う。今年のことだ。
20世紀の半ばすぎに作曲されたものでありながら、アバンギャルドではない、映画音楽の作風そのまんまの保守的な音楽であった。
そのほかの作品も聴いてみたくなり、手に入れたのがこの「弦楽のための協奏曲」。
1964年から65年にかけての作品。
これもそう、前衛なところは微塵も感じさせない音楽。
4楽章からなっていて、全曲で15分くらい。
G線上のアリアのような気高い3楽章はいいものだが、私には2楽章が良かった。
いくぶん気ぜわしさを感じるユーモアに加え、スプーン一杯ほどのペーソスがある。フェリーニの映画を思わせる音楽である。具体的には、どんな映像だったのか。想像するに、さしずめローマの雑多な街頭かな。実際には行ったことがないのであるが。
それにしても素晴らしいのは、イタリア合奏団の弦の響き。
手のひらに吸い付くような、女の肌のような瑞々しさだ。ロンドンでもシカゴでもウイーンのものでもない、独特の湿り気がなんとも色っぽいのだ。


1994年7月、イタリア、コンタリーニ宮での録音。

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