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アリス=紗良・オットのピアノリサイタル

2025.06.28 - 演奏会

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アリス=紗良・オットのピアノリサイタルに足を運びました(2025年6月26日、文京シビック大ホールにて)。

アリスさんのピアノは以前テレビでチラッと触れたのみで、まとめて聴くのはこれが初めて。
演目はベートーヴェンとジョン・フィールド。後者は1782年アイルランド生まれであり、活躍した時期はベートーヴェンと重なります。
この日取り上げられたのは「夜想曲」で、この呼称の発案者であるとのこと。それぞれ数分から5分程度の小品はアクが少なくスマートで、ベートーヴェンの箸休めのように感じられました。
なので印象に残ったのはベートーヴェン。
3曲とも好きな曲ですが、19番は終始テンポを細かく揺らしていてピンときませんでした。
30番はよかった。直球を中心に組み立てたがゆえに、清澄な情緒が浮き上がったように感じました。
「月光ソナタ」は快速なテンポで押した終楽章の迫力が際立ちました。

アンコールは、ひんやりとしたアルヴォ・ペルトの「アリーナのために」。
彼女のピアノは丸みを帯びて柔らかく、強く叩いてもひび割れないところが特徴だと思います。
また、曲間のおしゃべりも興味深いものがありました。月光の1楽章の付点のリズムは、「ドン・ジョヴァンニ」で騎士長が殺害されるシーンの音楽を引いたのでは?と、ピアノで弾きながら解説してくれて面白かった。


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Comment

フィールドのノクターン - Yoshimi

こんにちは。
フィールドのノクターンは子供の頃にピアノの練習で弾いたことがありますが、子供心に眠たくなる曲だな~と思ったのを今でも覚えています。
アリスさんはフィールドのノクターン全集を録音していますが、有名なピアニストで全集録音した人はいなかったはずです。

どうしてこの曲集を録音しようと思ったのか不思議でしたが、「アリス=紗良・オット最新インタビュー:新作『フィールド:ノクターン全集』を語る」というインタビュー記事を読んでわかりました。フィールドは即興演奏の驚異的な達人で装飾音の使い方が巧みと言う点はなるほどと思いました。
この記事を読んでから聴くと、フィールドのノクターンの聴きどころがわかってずっと面白く聴けました。彼女の音色は線が細くて芯が堅いのですが響きが繊細で優しいので、この曲集に良く似合っているように思います。
2025.06.29 Sun 13:15 URL [ Edit ]

こんにちは。 - 管理人:芳野達司

おお、フィールドを弾いていたのですね! フィールドのことは、このリサイタルで初めて知りました。
アリスさんのインタビュー記事は読んでいませんが、演奏の合間合間のトークで、即興演奏の達人というようなことは言っていましたね。トータルで10分から20分はしゃべっていたので、思い入れがあるのでしょう。
曲の長さで言えば、ショパンのノクターンはもちろん、グリーグの抒情小品が似ていますが、時代なのか、それらより洗練されているというか、アクが少ないと感じました。
2025.06.29 22:31
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