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ショルティ、バッハ"ロ短調ミサ"

2016.03.08 - バッハ

ma
 

ショルティ指揮シカゴ交響楽団他の演奏による、バッハ「ロ短調ミサ」を聴く。

ショルティ/シカゴのコンビでのバッハ、ヘンデルの合唱曲録音は、1985年の生誕300年を記念したものがある。それぞれ「マタイ受難曲」、「メサイア」。この「ロ短調」は録音時期をみると、記念とは別に行われたもののようだ。

ちなみに、「マタイ」は新約聖書のテキストにしているが、「ミサ」はカトリックの通常文による。どうしてバッハが両方に対して音楽をつけたのかわからないが、そのあたりは拘らなくても音楽の素晴らしさは変わらない。

ショルティの指揮は全体を通して切れ味がよく、見通しがよい。「マタイ」と同様に、やや小さめの編成でもってモダン楽器のヴィブラート奏法で押し切っている。録音当時、既に古楽器ブームが到来しているにも関わらず、その潔さはさすが。この指揮者やカラヤン、バーンスタイン、ジュリーニあたりのクラスはそのあたりブレないし、そういう時代でもなかった。逆に言えば、彼らが時代を作っていた。

歌手はそれぞれ持ち味をだしている。ロットはソプラノにしては声が落ち着いており翳りがあるので、オッターの声と似ているように感じる。

「グローリア」においてのハーセスのトランペットと「グローリア」のクレヴェンジャーのホルンは、相変わらず鮮やか。他に、フルート、ヴァイオリンのソロも雄弁。

マーガレット・ヒリスが指導した合唱も文句のつけようがない。清廉にして力感にあふれている。


フェリシティ・ロット(ソプラノ)
アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(アルト)
ハンス・ペーター・ブロホヴィッツ(テノール)
ウィリアム・シメル(バリトン)
グウィン・ハウエル(バス)
シカゴ交響合唱団


1990年1月、シカゴ、オーケストラ・ホールでの録音。




ma
 
ヨット・ハーバー。







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