忍者ブログ

選択したカテゴリの記事一覧

シュライアー、シフ、シューベルト"冬の旅"

2017.05.02 - シューベルト

ma




シュライアーのテノール、シフのピアノでシューベルトの「冬の旅」を聴く(1991年8月、ウイーン・コンツェルトハウス、モーツァルト・ザールでの録音)。

テノールで冬の旅を初めて聴いたのはシュライアーで、伴奏はハンマー・クラヴィーアだった。昔、FMでエアチェックしたもので、今も大事にとってある。それを大学時代の夏休みに、男の友人と外房の海へ車で出かけたときにかけていたものだ。
とても、明るいとはいえない青春ではある。

そのあと、シュライアーはリヒテルとこの曲を録音した。リヒテルのピアノはとてつもなく風格があってすごいのだけど、シュライアーもリリカルな歌を聴かせてくれて。いろいろな意味で印象に残る演奏。

そして、これ。シフのシューベルトは、悪かろうはずがないわけで、それが冬の旅とくれば格別なもの。
とても、デリケートな演奏である。シフのピアノは微に入り細に入り、細部をないがしろにしない。ちょっと神経質な気もしないではないけれど、そのスタイルが一貫しているので、これは見識。
シュライアーは録音当時、50歳半ばであるが、相変わらず、透明なガラス細工のような歌を聴かせてくれる。それを保持しつつ、彫りの深い陰影を添えている。

そんな若々しい歌だから、最後の「辻音楽師」は、悲痛な叫びではなく、少年の紅を差した頬のよう。




ma
 
パースのビッグムーン。








PR
   Comment(0)    ▲ENTRY-TOP
カレンダー
04 2017/05 06
S M T W T F S
1 4 6
8 10 12
15 19
21 23 25 26 27
28 29 30 31
ポチっとお願いします(´_`\)  ↓ ↓ ↓
カテゴリー