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河野真有美、"Rainbow Concert"

2018.04.23 - 演奏会

第21回「Rainbow Concert」に足を運びました(2018年4月22日、彩の国さいたま芸術劇場音楽ホールにて)。

「音楽サークルレインボー」の発表会、今回はメンバー29名が出演しました。
友達の河野真有美さんが、スクリャービンの「ソナタ3番」をひっさげるというので駆けつけた次第。手の不調をおしての出演とのこと。

この曲は、1898年頃に書かれた作品。全4楽章を通して非常にロマンティックでありつつ、後年の「神秘主義」の足音を感じさせます。
また、スクリャービンが結婚した直後に作られたということもあり、全体的に激情的ななかにも、うららかな喜びが滲み出るような音楽でもあります。この曲の出版後には、長女も生まれ、モスクワ音楽院の教授に就任します。この時期、彼の幸福は絶頂だったようです。
さて演奏ですが、曲の持つ感情の起伏の大きさと、ある種とりとめのなさを、どうまとめるかがポイントだとみました。
それにしても、こんな難曲をよく選んだなぁ。

1楽章 ドランマティコ Drammatico
2楽章 アレグレット Allegretto
3楽章 アンダンテ Andante
4楽章 プレスト・コン・フォーコ Presto con fuoco

河野さんのピアノは、相変わらずタッチが柔らか。ひよこを持ち上げるような優しさで音を紡ぎます。強打しても決して音が濁らないのが彼女の特長。鐘のような打撃の冒頭から、終始しなやかに弾かれました。見事に角が取れ、極めて流麗な仕上がり。とても音の多い曲でありながら、それぞれが混濁することなく、若竹のようにクリアに聴こえました。
4楽章にはいるところで冒頭の動機が回帰するシーンにおいては、青い炎のような霊気が感じられ、背筋が痺れました。
演奏によっては唐突感が否めない締めくくりのところは、しっかりとタメをつくって音楽の輪郭を浮かびあがらせていました。

彼女は同じ曲を6月に別の場所でやるそう。そのときは、細かなテクニックに関する課題は解消されているでしょう。



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パースのビッグムーン。







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