
フェルディナント・ライトナー指揮フランス国立放送管弦楽団の演奏で、ブラームスの交響曲1番を聴きました(1960年2月25日、パリ、シャンゼリゼ劇場でのライブ)。
1912年にベルリンで生まれたライトナーは、今でこそ激シブ指揮者の誉れが高いけど、70年代から80年代によくN響を振りに来ていたし、ケンプと共演したベートーヴェンが当時まだ有名だったから、日本ではわりと馴染みがあったと思います。
といいつつ、ケンプとのベートーヴェンの他にLPやCDを聴いた記憶が薄く、このたび図書館で見つけ、聴いてみようと思った次第。
フランスのオケだからか、木管楽器が軽やかで雄弁、金管楽器はときおりかけるヴィブラートが愉しい。弦楽はしなやかで全体のトーンは明るめに感じます。
ラストはかなりの白熱ぶり。トランペットは高らかに咆哮し、ティンパニは激しくぶっ叩かれ、貧弱なオーディオでも手に汗を握りました。
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