忍者ブログ

シャンバダール指揮ベルリン交響楽団 来日公演

2018.06.23 - 演奏会

ma



シャンバダール指揮ベルリン交響楽団のコンサートに足を運びました(2018年6月22日、サントリー・ホールにて)。


ベルリン交響楽団と云えばザンデルリンクやフロールなどが率いた、旧東ドイツのオーケストラが有名ですが、この日に聴いたのは旧西の団体。ディスクでも聴いた記憶がないし、FB友にも「怪しい」などと言われる始末。笑
なので、過剰な期待をしないで耳を傾けました。


技術的には、在京のオーケストラと同じか一歩譲るくらい。ただ、各楽器がことごとく味わい深い。柔らかな弦楽器、甘いヴィブラートの効いたホルン、ファゴット。勢いのあるフルート、クラリネット。そして覇気に満ちたティンパニ。全てが有機的に溶け込んで、なんともまろやかなシューマンとベートーヴェンを編んでいました。
コンチェルトのソロは辻本玲。軽やかで華やかな音世界を築き上げて立派、シューマンの霊感もひしひしと伝わりました。
ベートーヴェンの5番は中庸なテンポ、管楽器がやや強め、そのせいか立体的な音響が繰り広げられました。2楽章と3楽章では、ファゴットとクラリネットが点描画のような音を執拗に強調させていたのが印象的。このあたりは、いままで聴いたことのない感触で面白かった。
第1ヴァイオリンは4プルト、コントラバスは5名、ホルンは2名といった、ややこぶりな規模。


残業のため前半は聴くことができませんでしたが、後半だけでシューマンのチェロ協奏曲とベートーヴェン5番の交響曲ということで、じゅうぶんお腹いっぱいになりました。











PR
   Comment(0)    ▲ENTRY-TOP

Comment

コメントタイトル:
投稿者名:
Mail:
URL:
投稿内容:
Password: ※1
Secret: 管理者にだけ表示を許可する※2
※1 パスワードを設定するとご自分が投稿した記事を編集することができます。
※2 チェックを入れると管理者のみが見ることのできるメッセージが送れます。
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
ポチっとお願いします(´_`\)  ↓ ↓ ↓
最新コメント
カッチェン、フロマン、ブラームス"ピアノ協奏曲2番" from:Yoshimi
-11/16(Thu) -
フルニエ、フィルクスニー、ブラームス"1番" from:老究の散策クラシック限定篇
-03/18(Sat) -
ゼルキン、オーマンディ、ブラームス"1番" from:老究の散策クラシック限定篇
-02/20(Mon) -
ゼルキン、オーマンディ、ブラームス"1番" from:“スケルツォ倶楽部”発起人
-02/20(Mon) -
古典四重奏団、ベートーヴェン、15,13"大フーガ" from:老究の散策クラシック限定篇
-10/30(Sun) -
最新TB
カテゴリー