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ドヴォルザーク チェロ協奏曲 ロストロポーヴィチ/ジュリーニ

2006.06.08 - ドヴォルザーク
ドヴォルザークVc協奏曲

ドヴォルザーク チェロ協奏曲 ロストロポーヴィチ/ジュリーニ


このLPとほぼ同時期に発売されたのが、以下の盤。

・小澤征爾ボストン饗 マーラー「巨人」
・ホロヴィッツ/オーマンディ ラフマニノフ ピアノ協奏曲第3番

どれも魅力的で、できれば全て買いたかったのだが、バイトもしていない
中学生の身分ではキツイものがあった。
迷いに迷った挙句、このLPを選んだ。
なぜこれにしたか。
ジュリーニが好きだったことに加え、ジャケットが良かったからだ。

ジュリーニとロストロポーヴィチが、なにやら真剣な表情で立ち話を
している写真。
「イラン・イラク戦争の情況」とか、
「ヘーゲルの弁証法がマルクスに与えた影響」とかいう会話をしている
かのように見える。
もしかしたら、「カレーの具はやっぱり豚肉だよね!」なんて内容
だったのかも知れないが、定かではない。

このジャケット写真を見たとき、ロストロのほうが年上だと思っていた。
老けてみえるし、なんだか態度がでかい。
後日、ジュリーニのほうが年上だと知ったときは、偉そうなロストロに
ちょっと腹を立てたものである。
今となっては、良い思い出だ。
別に良くないか。

この頃(70年代後期)のEMIの録音は、出来不出来が激しかった
ように思う。

カラヤンの「サロメ」は優秀だったが、この盤とかテンシュテットの
最初のマーラー「第5」なんかは、最強音になると音がひび割れて
しまい、ガックリきたものだ。
ただ、後にこの演奏をLDで聴いたときは割れていなかったので、
小生の再生装置の問題だったのかもしれない。
とはいえ、チェロの朗々とした響きと、ロンドン・フィル特有の、くもり
空のようなまったりとした音は格別なものだった。
ロストロポーヴィチのパワー溢れるチェロは、ここでは角が取れていて、
そのぶん、哀愁漂うメロディーを、息長く重厚に、存分に奏でている。
第3楽章の、チェロとヴァイオリンとの協奏のあたりから結末までが
圧巻。
買った日に友人と一緒に聴いたのだが、終わってからしばし無言に
なった。
ふたりで、感動した。
気がついたら、なにげなくサン=サーンスが始まっていた。

ジュリーニとロストロポーヴィチの歌心あふれるこの演奏で、チェロ、
そしてオーケストラという楽器の素晴らしさを思い知らされたものだ。



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Comment

無題 - カガヤン

文中の「一緒に感動した友人」です。あれからほぼ30年になるけれど、あの日の事はよく覚えていますよ!感動だったね。
で、、暴露話をすると、
この約3年ぐらい後にも似たような事やってます。彼は石丸電気でLP買ったその足で、私の家にいきなりやって来ました。「グールドのゴールドベルク新盤買って来たから聴こう!」(自分の家に着くまで我慢できなかったらしい・・・)てなわけで一緒に聞きました。これまた、終わってからしばし無言になりました。感動しました。
そして、彼はうちでメシ食って帰りました・・・
2006.06.09 Fri 01:44 [ Edit ]

無題 - 吉田

コメント、ありがとう。
懐かしい思い出だねー。LP(CD)を聴いてあんなに感動したのは、やはり感受性豊かな思春期の成せるわざだったのかな?
LDで見ても、ジュリーニの淡々とした指揮ぶりがいいね。
最近のものには疎いので、面白いCDがあれば教えてください。
酒をもって伺いましょう!
2006.06.09 Fri 03:04 URL [ Edit ]

無題 - ノボベルト・フォン

あの時は、3楽章始まった時のトライアングルの響きに思わず顔見合わせたよね~
新ネタとしては、グラモフォンから出た、グルダの「プルデューサー・カセット」から起こしたモーツアルトのソナタ!これがもうたまらんです。
これを肴に一晩飲みましょう。。。
グルダ一緒に聞きに行った時のネタ書いてよ!
2006.06.09 Fri 23:53 [ Edit ]

無題 - 吉田

ノボベルト・フォンさん、こんにちは!
DGから出ているものですね? わたしの「買いたいCDリスト」のひとつです。近々、聴いてみます。グルダのモーツァルト、いいよねー!
あの時は20番だったね、昔に書いたメモをひっくり返してみます。
モーツァルトなら、ワインで朝までコースかな?
2006.06.10 Sat 09:42 URL [ Edit ]

ドヴォコン - neoros2019

先日、BGMでバーンスタイン/イスラエルのマイスキー盤を聴いていたらバーンスタイン節とドヴォルザークのメロディーに妙に懐かしさを覚えましたね
芳野さんが賞賛するジュリーニが振るドヴォルザークを中心にDUでこの先CDを集めてみようと考えました
ふと、ドヴォルザークのVn協、ピアノ協、7,8,9
のシンフォニー他、マイスキーのチェロ協以外何一つ所有していないことに気が付き自分ながら驚いています
2017.04.29 Sat 08:14 URL [ Edit ]

neoros2019さん、こんにちは。 - 管理人:芳野達司

バーンスタインとマイスキーのドヴォコンはまだ聴いていません。興味深いです。
ジュリーニは比較的ドヴォルザークを得意としていたらしく、わりと多くの録音があります。ロストロポーヴィチとのコンチェルトはいいし、シンフォニーもコンセルトヘボウのものからシカゴ、ロンドン・フィルとあります。
ピアノ協奏曲はけっこうマイナーですけれど、好きな曲です♪
2017.04.29 12:07
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