忍者ブログ

カラヤン、チャイコフスキー、"冬の日の幻想"

2017.05.27 - チャイコフスキー

ma




カラヤン指揮ベルリン・フィルの演奏で、チャイコフスキーの交響曲1番「冬の日の幻想」を再び聴く(1979年2月 ベルリン、フィルハーモニーでの録音)。

この演奏を聴くのは約30年ぶり。図書館で借りたのだったか。とても豪奢なものだったと記憶しているが、いま聴いたらどうだろう。
おおむね予想通り。とても力強く、雄弁。強靭でいて、洗練されている。

1楽章は、ベルリン・フィルの弦楽器が基調となるトーンを作っていて、極めて重厚。北国の情緒のようなものも、しっかりと感じられる。金管楽器は、少し怪しいところがある。
2楽章も弦楽器が強い。弱音器でもって、濃いめにポルタメントをかけ、甘く甘く弾いている。センチメンタル。オーボエとファゴット、フルートの掛け合いが美しい。
3楽章は、木管楽器が細かで多彩な動きをするわけだけれど、名手たちの技をぞんぶんに堪能することができる。トリオの弦楽器は2楽章同様、クリームとバターたっぷりのケーキ。
4楽章は、序奏を経て主部にはいると、多くの演奏では聴こえない箇所で、シンバルの打撃がいくつかある。ここだけ、ちょっと古めかしい。
その後は、どの楽器も強く、威勢よく鳴り響く。その勢いのまま、ラストに突入する。







ma
 
パースのビッグムーン。








PR
   Comment(0)    ▲ENTRY-TOP

Comment

コメントタイトル:
投稿者名:
Mail:
URL:
投稿内容:
Password: ※1
Secret: 管理者にだけ表示を許可する※2
※1 パスワードを設定するとご自分が投稿した記事を編集することができます。
※2 チェックを入れると管理者のみが見ることのできるメッセージが送れます。
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
ポチっとお願いします(´_`\)  ↓ ↓ ↓
最新コメント
カッチェン、フロマン、ブラームス"ピアノ協奏曲2番" from:Yoshimi
-11/16(Thu) -
フルニエ、フィルクスニー、ブラームス"1番" from:老究の散策クラシック限定篇
-03/18(Sat) -
ゼルキン、オーマンディ、ブラームス"1番" from:老究の散策クラシック限定篇
-02/20(Mon) -
ゼルキン、オーマンディ、ブラームス"1番" from:“スケルツォ倶楽部”発起人
-02/20(Mon) -
古典四重奏団、ベートーヴェン、15,13"大フーガ" from:老究の散策クラシック限定篇
-10/30(Sun) -
最新TB
カテゴリー