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ヤノヴィッツ、カラヤン、"4つの最後の歌"

2019.06.01 - R・シュトラウス

ma



ヤノヴィッツのソプラノ、カラヤン指揮ベルリン・フィルの演奏で、R・シュトラウス「4つの最後の歌」を聴きました(1972-73年、ベルリン、イエス・キリスト教会での録音)。

宇野功芳をあまり好まないけれど、ときどき我が意を得たりと思うことがあります。それがこれ。
ヤノヴィッツの瑞々しく澄み切った歌声は天空高くに飛翔するかのようだし、愁いを湛えた情感にシュトラウスが経験し得た生の厚みのようなものを感じないわけにいかない。
カラヤンのオーケストラは豪奢なうえに精緻。この指揮者はたまに手抜きをしている演奏もあるのだけど(思いつくところでは、チャイコフスキーの交響曲1番)、ここではひどく慎重に取り組んでいると思われます。ヤノヴィッツにそっと寄り添って、いわゆる人生の落日をほの赤く染め上げていて素敵。













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Comment

yoshimi - 名無し

こんにちは。
このCDは私も持っていますが、ヤノヴィッツの透明感のある清楚で格調高い歌声は、ドイツの自然や景色に溶け込むような感じがします。

そういえば、チェリビダッケは自分の指揮で歌っていたノーマンの(馬鹿でかい)声量と抑揚のつけ方が全く気に入らず、「あれがヘッセやシュトラウスの春だって?とんでもない。ゴビ砂漠の春だった」と酷評し、ヤノヴィッツならもっと上手く歌っただろう、と言っていたそうです。
私はノーマンの歌の方は、ダイナミックで野生的なアパラチア山脈とかを連想してしまいます。
2019.06.02 Sun 08:36 URL [ Edit ]

yoshimiさん、こんにちは。 - 管理人:芳野達司

このヤノヴィッツ盤はとてもいいですね。ドイツの自然に溶け込む、なるほどです。この曲で世評が高いディスクにシュヴァルツコップフとセルの演奏がありますが、シュヴァルツコップフの声がいくぶん古めかしく感じます。

チェリビダッケのエピソード、面白いですね。ゴビ砂漠の春! ノーマンのCDも聴きましたが、おっしゃるように野性的な味わいがあって素敵だったと記憶します。
2019.06.02 10:02
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