忍者ブログ

ケンペ、R・シュトラウス、"メタモルフォーゼン"

2018.04.30 - R・シュトラウス

ma



ケンペ指揮シュターツカペレ・ドレスデンの演奏でR・シュトラウスの「メタモルフォーゼン」を聴きました(1973年1月、ドレスデン、ルカ教会での録音)。

この曲をヨーロッパ貴族社会没落の象徴とみる意見をたびたび見聞きしてきました。そうすると、やはり独墺系の指揮者・オーケストラの演奏が相応しいと考えることは容易です。でも、今までいつくかのディスクを聴いたなかで気に入ったのはオーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団のもの。豪奢で分厚い響きに、ヨーロッパの爛熟した芳香を感じるのです。

このケンペ盤は初めて聴きました。
期待通り、とてもいい。弦のフレージングは柔らかく、響きは練絹のよう。いくぶん速めのテンポで進んでいくので、濃厚すぎない。いたって自然であり、あざといところは微塵もありません。

神保町のミロンガでビールを飲みながら聴いていますが、随所で痺れます。












ma
 
パースのビッグムーン。

















PR
   Comment(0)    ▲ENTRY-TOP

Comment

コメントタイトル:
投稿者名:
Mail:
URL:
投稿内容:
Password: ※1
Secret: 管理者にだけ表示を許可する※2
※1 パスワードを設定するとご自分が投稿した記事を編集することができます。
※2 チェックを入れると管理者のみが見ることのできるメッセージが送れます。
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
ポチっとお願いします(´_`\)  ↓ ↓ ↓
最新コメント
カッチェン、フロマン、ブラームス"ピアノ協奏曲2番" from:Yoshimi
-11/16(Thu) -
フルニエ、フィルクスニー、ブラームス"1番" from:老究の散策クラシック限定篇
-03/18(Sat) -
ゼルキン、オーマンディ、ブラームス"1番" from:老究の散策クラシック限定篇
-02/20(Mon) -
ゼルキン、オーマンディ、ブラームス"1番" from:“スケルツォ倶楽部”発起人
-02/20(Mon) -
古典四重奏団、ベートーヴェン、15,13"大フーガ" from:老究の散策クラシック限定篇
-10/30(Sun) -
最新TB
カテゴリー