忍者ブログ

カラヤン、ワーグナー、"トリスタンとイゾルデ"

2019.01.12 - ワーグナー

ma



カラヤン指揮ベルリン・フィル他の演奏で、ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」を聴きました(1971年12月、1972年1月、ベルリン、イエス・キリスト教会での録音)。

これは、先日に聴いたグッドールほどではないけれど、ゆったりとしたテンポで朗々と歌ったワーグナーだと思います。前奏曲からして、ボリュームたっぷり。

歌手ではデルネシュの、厚みがあって奥行きのある歌いぶりを気に入りました。色香もある。飛び抜けた美声ではないものの、印象に残りそう。
ルートヴィヒはとてもふくよか。恰幅がいいし、深みもある。いいブランゲーネではないかと。
落ち着きのあるベリーと、艶のあるリーダーブッシュの歌は安定しているように感じます。
シュライアーは少ししか出ないけど、瑞々しい声を聴かせてくれて嬉しい。
ヴィッカーズは起伏豊かで聴きごたえがあるものの、ときおり叫ぶような声はヒステリックであり、やや違和感を感じます。

それにしてもこの録音、ベルリン・フィルにしては腰の高い音だと感じます。ときおり、キンキンしてもいる。
高音質CD、あるいはレコードだと違うように聴こえるのかな。


ジョン・ヴィッカーズ(トリスタン)
ヘルガ・デルネシュ(イゾルデ)
クリスタ・ルートヴィヒ(ブランゲーネ)
ヴァルター・ベリー(クルヴェナール)
カール・リッダーブッシュ(マルケ王)
ペーター・シュライアー(牧童、若い水夫)、他
ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団







PR
   Comment(0)    ▲ENTRY-TOP

Comment

コメントタイトル:
投稿者名:
Mail:
URL:
投稿内容:
Password: ※1
Secret: 管理者にだけ表示を許可する※2
※1 パスワードを設定するとご自分が投稿した記事を編集することができます。
※2 チェックを入れると管理者のみが見ることのできるメッセージが送れます。
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
ポチっとお願いします(´_`\)  ↓ ↓ ↓
最新コメント
カッチェン、フロマン、ブラームス"ピアノ協奏曲2番" from:Yoshimi
-11/16(Thu) -
フルニエ、フィルクスニー、ブラームス"1番" from:老究の散策クラシック限定篇
-03/18(Sat) -
ゼルキン、オーマンディ、ブラームス"1番" from:老究の散策クラシック限定篇
-02/20(Mon) -
ゼルキン、オーマンディ、ブラームス"1番" from:“スケルツォ倶楽部”発起人
-02/20(Mon) -
古典四重奏団、ベートーヴェン、15,13"大フーガ" from:老究の散策クラシック限定篇
-10/30(Sun) -
最新TB
カテゴリー