ウイーン・フィルハーモニア弦楽三重奏団の演奏で、シューベルトの弦楽三重奏曲を聴きました(1997年10月、ウィーン他での録音)。
この三重奏団はウイーン・フィルの奏者から構成されていて、古典派の作品を中心とした録音がいくつかあるようです。最近の通勤音楽として愛聴しています。
シューベルトはこの編成の音楽を2曲遺していますが、このCDではそのうち2番の異なるエディションを2つ収録しています。
聴くと、おっとりしていて、牧歌的でもあり、それでいて洗練されているあたりはウイーン風と云われて違和感はありません。ときおり、「八重奏曲」のような不思議な膨らみがあらわれたりするところも面白い。
ヴァイオリンもヴィオラもチェロも、音色が濃密。あたかも、クリームたっぷりのモンブランのよう。
気持ちのいい曲、こなれた演奏。気に入っています。
ペーター・ヴェヒター(ヴァイオリン)
マルティン・レンベルク(ヴィオラ、2番の2nd Edition)
エルマー・ランデラー(ヴィオラ)
ローベルト・ノージュ(チェロ)
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