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"私は、マリア・カラス"、ふたつのコンサート

2019.01.18 - 演奏会

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■「冬の旅」(駒込ソフィアザール)

井上雅人(バリトン)
遠藤恵美子(ピアノ)

この曲を生で聴いたら、いつもなんらかの感慨を受けないわけにいかないけれど、この日もそう。直近ではマティアス・ゲルネの、恐ろしいまでに抑揚のある歌が印象的でしたが、こちらは直線的で折り目正しいものでした。晩年とはいえ30歳で書かれた作品を、いい意味で若々しく歌いあげていたと思います。


■「私は、マリア・カラス」(日比谷シャンテ)
1950年代の映像の多くがカラーだったのが意外。音質もよく、彼女の全盛期の魅力の一端を垣間見ることができました。また、1965年にメットに復帰したときの映像は凄すぎて、大袈裟でなく度肝を抜かれました。
後半はオナシスとの交流が中心で、くっついたり離れたり、よくわからない。


■「都立西校OBアンサンブル」(中野ZERO小ホール)
・フォーレ ピアノ三重奏曲
・シューマン ピアノ五重奏曲より
・モーツァルト ピアノと管楽五重奏曲
友達が出演、それも大好きなピアノ五重奏となれば聴かないわけにいかない。シューマン特有の、憂愁と諦念の微笑みとの交錯が自然に描かれていました。
モーツァルトも生で聴くのは初めて。演奏もよかったけれど、何はともあれ、曲が素晴らし過ぎる。







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Comment

「私は、マリア・カラス」 - yoshimi

こんにちは。
この映画はドキュメンタリーなんですね。予告編見ましたが面白そうです。
オペラは観ませんが、映画では全編映すわけでもないので、私でも無理なく観れるでしょう。
大阪では上映館が1か所で、時間帯も1枠しかないので、DVD出てから見るしかなさそうです。
それまでは、Youtubeでカラスの歌を聴きながら楽しみに待っておくことにします。
2019.01.21 Mon 18:42 URL [ Edit ]

yoshimiさん、こんばんは! - 管理人:芳野達司

過去の映像をまとめたもので、インタビューと舞台のシーンを中心に構成されています。
古い映像も、モノラルなのでしょうが、わりといい音質で再現されています。
カラスは音域が広いうえに、情感が豊かなので聴いていて飽きませんでした。
またドレスも素敵なので、観ごたえがありました。
2019.01.21 20:54
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