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"冬のフロスト"、アバド、マーラー"6番"

2013.08.25 - マーラー

ma




R・D・ウィングフィールド(芹澤恵訳)の「冬のフロスト」を読む。

待ちに待った、フロスト・シリーズの最新作。
立て続けに起こる少女の行方不明事件、容疑者の自殺、売春婦の連続殺人事件、スーパーを襲った強盗団、酔っ払いのフーリガン、怪盗枕カヴァー。
事件は次から次へと起こるが、デントン署は人手不足で空前のてんやわんや。寝る間も惜しんでの捜査は空振りばかり、さすがのフロストもいったんは諦めかけるが。。

鉄火場のなかでのお下劣なジョークは健在。そして、ラストの100ページは怒涛の展開。手に汗を握る。
ろくでもない部下のモーガン、そしていつもの風見鶏のマレットがいい味を出している。

このシリーズ、安定して面白い。というか、現代の刑事小説では最高峰なのじゃないだろうか。















アバド指揮ベルリン・フィルの演奏で、マーラーの交響曲第6番を聴く。

アバドのマーラーは総じていいが、終楽章に焦点を当てて構成する手法が多いように思う。ベルリンとの9番しかり、シカゴとベルリンの5番しかり。
この演奏は、冒頭からなかなか気合いが入っており、全曲を通して安定している。アタックの弱いところや、上品すぎるところはいかにもアバドであるが、バランスはいい。ヴァイオリンを中心にとてもデリケート、ただし副声部がおざなりなところは、いかにもといった感じ。このへんはカラヤン風? あるいはベルリン気質?

ハンマーは恒例通り2回鳴らされる。金属的でシャープな音。素晴らしい。やはり、ここに頂点を持ってきている。

アンダンテは、2楽章に配置されている。





2004年6月、ベルリン、フィルハーモニーでの録音。













ma
 

ユーカリ。












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Comment

残り一作 - 木曽のあばら屋

こんにちは。
フロスト・シリーズ、私も読んでます。
「冬のフロスト」、相変わらずの面白さですが、
デントン市の人死にの多さと治安の悪さには
少々殺伐とした気分になるのも事実。
ともあれ残るはあと一作、翻訳されるのはいつでしょうか?
2013.08.29 Thu 08:01 URL [ Edit ]

なんだかもったいなくて。 - 管理人:芳野達司

木曽のあばら屋さん、こんにちは。

デントン市の治安の悪さ、確かに。尋常ではないですね。小説とはいえ、あまりにも。
ただ、そうしたなかで放たれるフロストのジョークは効きますね。
この作品も、惜しみながら、時間をかけて読みました。
あと一作。
首を長くして、期待して待ちます。
2013.09.01 20:30
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