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"サムライ審判「白熱教室」"、ゼルキン、"ワルトシュタイン"

2012.09.17 - ベートーヴェン

bee

ルドルフ・ゼルキン ベートーヴェン選集





平林岳の「サムライ審判「白熱教室」」を読む。

著者は元パ・リーグの審判員、現在はメジャーでのデビューを目指している野球の審判員である。
面白いのは、日本野球とメジャーリーグのマナーの違い。
2塁にランナーがいると、そこから相手キャッチャーの指示が見える。ミットを構えている位置をバッターに知らせてやれば、バッターは打ちやすくなるわけだ。これをメジャーでやってしまうと、マナー違反ということになり、2塁ランナーは次の打席でビーンボールを投げられても文句を言えないそうなのだ。

ちばあきおの「プレイボール」では、そういうシーンがよくあって、それがあたりまえのように考えていたのだけど、メジャーでは違うらしい。

大差をつけているチームが終盤に盗塁をすると報復されるといったようなことはきいたことがあるが、サイン盗みの件は初めて知った。
このあたりも「ベースボール」と「野球」との違いに関わってきているのかもしれない。









ゼルキンのワルトシュタインは、高い予想をさらに超えていい。いいようもなく素晴らしい。
テンポの適切さ、音の強弱の塩梅、ニュアンスのつけかた、響きの厚み、スケールの大きさ、気合いの入った鼻息、どれをとっても1級品である。

凡人の想像を超えるものを作るのが演奏家なわけだけど、今のところこれ以上の演奏はちょっと想像がつかないなァ。
再生時は高音をこころもち上げた方がいいようで。


1975年9月、ヴァーモントでの録音。








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Comment

ワルトシュタイン - yoshimi

こんにちは。ゼルキンのワルトシュタインは、73年のライブ録音のCDの方を持ってます。
スタジオ録音に比べて、第1楽章はテンポが1分ほど速いので、やや前のめりになって勢い余ってミスタッチも多いですが、ライブ独特の気合いが入っているのがわかります。
1952年の若かりし頃の録音はさらに速くて、タッチもシャープで、まるでカミナリみたいな(?)演奏です。別人が弾いているみたいで面白いです。
昔はアラウの遅いテンポに慣れてましたが、最近はこのくらいのテンポがちょうど良く感じます。
ポリーニやグルダは速すぎてどうもついていけません。

ゼルキンのスタジオ録音の方は、演奏時間を見るとアラウよりも若干短いくらいで、テンポを遅めにとっていますね。
ライブ録音よりも安定して完成度が高いはずだと思いますが、なぜかこれもゼルキンはリリースを許可しませんでした。
完璧主義者のゼルキンは、録音してもOKを出さないことが頻繁にあったため、結局、ソナタの全集録音が立ち消えてしまったそうです。
2012.09.18 Tue 09:30 URL [ Edit ]

これも未許可なのですね! - 管理人:芳野達司

yoshimiさん、こんにちは。
このBOXのベートーヴェンの中期のなかではこのワルトシュタインが最も新しい録音のようです。そのためにテンポもやや遅めなのかもしれません。録音そのものについても、これがよいように思いました。

ポリーニは聴いていませんが、グルダはたしかに速いですね。ソナタ全体としてはグルダを買っているのですが、個別にはややムラがあります。

これから「皇帝」、それから後期のソナタへ突入しようと思います^^
2012.09.18 10:12
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