フリードリヒ・グルダ/ベートーヴェン「ピアノ・ソナタ第18番~22番」今日は休日出勤。該当プロジェクトのメンバーはほぼ全員勢ぞろい。それでも普段とは違った雰囲気が漂う。みんな私服であるし。
夜は新宿でホルモン屋、二次会はギネス・ビールで仕上げ。私にとって繁華街といえば、やはり新宿。歌舞伎町が一番賑やかだけど、最近は南口もなかなか華やかである。
ベートーヴェンのマンスリー企画は楽しみすぎて、何をやったらいいか手に余ってしまうけれど、やはりここは地味でも好きな曲がいいかと、19番。
このグルダの演奏だと、全曲で8分弱という短かさ。そのわりには内容は大交響曲のよう、というわけでは全然なくて、曲の長さも内容も正々堂々とした小品である。
このト短調ソナタは作品番号は49だが、実は1798年に作曲されている。出版の順序で作品番号が大きいので中期の作品に見えるが、初期の作品である。
第1楽章は、とても気弱な青年の独り言のよう。まるで将来を閉ざされたかのような憂愁をひたひたと感じる。
第2楽章は、かの青年の恋の予感である。毎晩見る夢に登場する女性が相手なのだが、これはそのまま夢のままで終わるよ、という話。
ホントか?
この第2楽章の都心の閑静な深夜のような幻想味と、あっけなさを気に入っている。ベートーヴェンの曲のなかでも特に愛らしい音楽であると思う。夢に出てきてほしいくらいだ。★音楽blogランキング!★にほんブログ村 クラシックブログ無料メルマガ『究極の娯楽 -古典音楽の毒と薬-』 読者登録フォーム
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