ブラームス 交響曲第2番 ジュリーニ指揮 ロサンゼルス・フィル朝から浦和に行って資格試験を受けるも手ごたえ薄く、うつむきながら帰還。そんな重苦しさとは対照的に、今日の関東地方はすごいというか9月中旬とは思えないくらいの酷暑快晴であった。
眩しさを我慢して、すっきりとした青空の中をくっきりと白い雲が走るように動くのを見ていると、頭のなかをブラームスが走った。2番のシンフォニーである。イメージはジュリーニとロサンゼルスのもの。
この演奏は発売当初からLPでさんざん聴いているもので、2番といえばこの演奏をまず思い浮かべる。
全体的にテンポはとても遅いので、おおらかでスケールが大きい。かといって重くならないのは、オーケストラのせい。それは、あたかも本日のお日様のようにカラッとしていて南の島の海のようであり、不快指数はゼロ。
ジュリーニの指示が細部に渡って行き届いているせいなのか、アンサンブルも、ソロもみんな生き生きとしていて、流れが実にいい。
後年のウイーンとのものは、さらにテンポが遅くなってスケールは増しているけれど、少々重苦しい。
若い頃のフィルハーモニアとの演奏は、さわやかで伸びがあるものの、輪郭がはっきりしていないところがあるので、彼の2番はこれがベストである。そして、同曲異演中最良の演奏だと思う。PR
無題 - rudolf2006
Re:rudolf2006さん、おはようございます。 - 管理人:芳野達司
コメントありがとうございます。
今日も暑い一日になりそうです。8月を彷彿とさせますね。いいのか悪いのか、クーラーのきいた部屋に入る快感が味わえます。
試験結果がNGであれば、もう1年余計に勉強できると切り替えるしかないですね…。
ジュリーニのロス・フィルとのブラームス、良いです。意外といっては失礼ですが、オケがうまいです。
1番、2番とありますが、どちらもいいですね。
まさに、陽光の中のブラームス、私にとってこれがマイベストです。
2007.09.17 10:35
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