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"それでも夜は明ける"、フィッシャー、"スラヴ舞曲集"

2014.03.22 - ドヴォルザーク

so



錦糸町楽天地シネマズで、スティーヴ・マックイーン監督の「それでも夜は明ける」を観る。
舞台は19世紀半ばのアメリカ。自由黒人だったにも関わらず、謀略によって攫われ、奴隷牧場で12年間を過ごす人の話。

正直言って、あまりにも惨くて愉しめなかった。
奴隷になった黒人には明るい未来はない。過酷な仕事に不自由な生活。日ごろの精神的な苦痛に加えて、たび重なる虐待。
もし自分がその立場になったらどうするだろう。自殺するのではあるまいか。

この映画には、救いがない。車谷長吉かっ。
これを観る限り、アメリカは昔も今も病んでいる。
人ごとではない。日本もか?



so





イヴァン・フィッシャーの指揮で、ドヴォルザークのスラヴ舞曲全曲を聴く。

それぞれが3分から6分の、よりすぐりの名曲だが、通して聴けば1時間。これはこれで、若干ツラいものがある。数曲、大曲の余白に入れられてみると、ちょっと物足りなさを感じるくせに、全曲揃うとひいてしまう。

同様な曲集に、ウインナ・ワルツがあるが、あれは数百曲のなかから、指揮者なりディレクターが通しても飽きないように配分しているからまだいい。
この曲集は、これしかないわけだから、全曲というと逃げ道がない。だから指揮者は大変だ。創意工夫を強いられる。録音するのは勇気がいることだろう。

なかでは、作品46の5番が好き。トリッキーな旋律に魅力があるし、なにしろ勢いがいい。クラシック音楽の歴史で、こんなに元気な音楽が他にあるだろうか?
これをフィッシャーは、瑞々しく、色彩豊かに奏でている。ブダペスト祝祭管も厚い響きで応える。
それと、作品72の1番。華やかな音響は、不思議に幻想的だし、中間部の弦の歌も素晴らしい。

ハンガリーとチェコスロヴァキア。隣同士であっても違う国。でもこの演奏は、まるで自分たちの手の内に入ったような自然な佇まい。




1999年3,5月、ブダペスト、イタリアン、インスティテュートでの録音。







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横断歩道。









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