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双六で東海道、スヴェトラーノフ、小ロシア

2011.03.06 - チャイコフスキー
  
tc

スヴェトラーノフ指揮 ソビエト国立交響楽団


丸谷才一の「双六で東海道」は軽妙にして饒舌なエッセイ。
ウンチクとゴシップが満載、エロネタからアカデミックなものまで話題は尽きない。
ゴシップからひとつ取りあげてみる。これは中国人の犬好きに関するお話。
「某年某月、北京のイギリス大使館でレセプションがあり、中国の外相が大使の飼っているいるスパニュエル種の雌犬をほめそやした。ちょうそ間もなく子供が生まれるはずなので、その仔犬をお受けとりいただけたら光栄なのですが、と大使は丁重に申し出て、後に贈物を届けた。数カ月たって、とある国家行事で二人は顔をあわせ、『仔犬はお気に召しましたか』と大使がたずねた。『たいそうな美味でした』と外相は答えた」。
日本で「犬好き」というともっぱら飼うほうだが、中国では両方の意味があるようだ。ちなみにワタシは食べたことはアリマセン。


チャイコフスキーの交響曲は、どれをとっても汲めども尽きない魅力を放っているが、最近はこの2番を聴くことが多いように思う。メランコリックで甘い旋律が満載なのはこの曲に限らないけれども、全体を通して明るい夢想に満ちているところがいいようだ。もちろん、チョーしつこいエンディングも嫌いではない。
スヴェトラーノフの指揮は、やや粗削りなところがあり、場面によっては少し乱暴なんじゃないかと感じるところがしばしばある。でも、それにも関わらず、というかそれだからこそなのか、この作曲家の発想の豊穣さと白熱した生気とが、とても力強く発散しているように思う。ああ、チャイコフスキーを聴いているなあ、といった満腹感を味わうことができるのだ。
ソビエト国立響はパワフル。けっこう荒っぽいので、技術的にどのくらいうまいのかよくわからない。少なくとも、同じ時代のシカゴやクリーヴランドとは、ひとあじ違う。優等生的ではないところの面白さはある。

1967年、モスクワでの録音。
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