忍者ブログ

イストミン、チャイコフスキー"ピアノ協奏曲1番"

2016.03.05 - チャイコフスキー

ma
 


イストミンのピアノ、オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団の演奏で、チャイコフスキーのピアノ協奏曲1番を聴く。

冒頭に奏されるホルンが、スタッカート気味に切り刻んで吹かれるのを聴いて、少し驚いた。いつも聴いているホルンとは違う。その後も、オーケストラは心もち速めで、切れ味よく進む。
これは、オーマンディがイストミンのスタイルにあわせたからではないか。イストミンのピアノは、硬くて軽い。それに対してオーケストラを厚くするのは、バランスが悪いし、野暮。そう考えていたのじゃないだろうか。

イストミンのピアノは、相変わらず小気味がいい。硬質で透明な、艶やかな音でもって端正な音楽を紡ぎあげている。この曲をやるのにありがちなケレン味はいっさいなく、いたって自然。

オーマンディのオーケストラは盤石。イストミンにぴったり合わせつつ、チャイコフスキーのオーケストレーションの輝かしさを十全に繰り広げている。
録音も優秀。


1959年4月、フィラデルフィア、ブロードウッド・ホテルでの録音。





ma
 
果物屋さん。







PR
   Comment(0)    ▲ENTRY-TOP

Comment

コメントタイトル:
投稿者名:
Mail:
URL:
投稿内容:
Password: ※1
Secret: 管理者にだけ表示を許可する※2
※1 パスワードを設定するとご自分が投稿した記事を編集することができます。
※2 チェックを入れると管理者のみが見ることのできるメッセージが送れます。
カレンダー
04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
ポチっとお願いします(´_`\)  ↓ ↓ ↓
最新コメント
ポペルカ、バボラーク、NHK交響楽団 from:老究の散策クラシック限定篇
-02/23(Sun) -
ポペルカ、バボラーク、NHK交響楽団 from:老究の散策クラシック限定篇
-02/16(Sun) -
ポペルカ、バボラーク、NHK交響楽団 from:老究の散策クラシック限定篇
-02/16(Sun) -
ポペルカ、バボラーク、NHK交響楽団 from:名無し
-02/16(Sun) -
仲道郁代、加耒徹、「白鳥の歌」ほか from:Yoshimi
-01/28(Tue) -
最新TB
カテゴリー