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クヴァストホフの「冬の旅」

2006.06.27 - シューベルト
台湾仕込みのおいしい青菜いため。

1.青菜(空芯菜。ほうれん草や小松菜でも可)を水でよく洗う。
2.ニンニク3粒を包丁で叩き潰して、適当に切る。
3.中華鍋を火にかけて、煙が出るまで熱し、油、青菜を投入。
4.塩、胡椒をふりかけ、30秒ほど炒める。
5.水をコップ1/4くらい入れて2~3分炒めて、できあがり。

安くておいしくて栄養価がある一品。
台湾で数え切れないくらい世話になった料理のひとつ。
汚い場末の店で、これまた小汚いオヤジが作っていたのを
見て覚えた。



クヴァストホフの「冬の旅」

クヴァストホフ/シューベルト「冬の旅」


トーマス・クヴァストホフは、この録音当時39歳。声はやや低めのバリトンだが、高音に伸びがあって、若々しい。技巧をこらしたものではなく、美声をいかして、おおらかに孤独を歌いあげている。
チャールズ・スペンサーは、ルートヴィヒやノーマンの伴奏で知られるピアニストだが、安定していて存在感もある。「かじかみ」での神経質に揺れ動く旋律が特に印象的。

このCD、ライナーノーツが親切だ。
対訳の節ごとに、曲の構成をあらわす記号が付記されている。


「霜おく髪」

a 霜が白いベールを
  ぼくの髪にちりばめた
  そこでぼくはもう老人になったと思い
  とても喜んだ
b でも、すぐに霜は融け
  また黒い髪があらわれた
  ぼくは若さが恐ろしい -
  棺までまだなんと遠いことか
a’夕やけから朝やけまでに
  多くの人が白髪に変わるという
  だれが信じられよう?ぼくはそうならなかったのだ
  これだけ長い旅をしたというのに
     (対訳:石多正男)


クヴァストホフの歌は素晴らしいものだが、「冬の旅」ほどの曲になると、誰が歌っても、そこそこサマになるようだ。
中途半端な思い入れでは絶対に歌いきれる音楽ではないからだ。



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