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"この世界の片隅に"、ヴァンスカ、シベリウス"1番"

2017.02.04 - シベリウス

ma




錦糸町楽天地シネマズで片渕須直監督の「この世界の片隅に」を観る。

原作は知らないのだが、戦前戦中の広島を舞台にしたドラマときいて、これを観たらきっと泣くだろうなと思った。どうしても「はだしのゲン」を思い出すのだ。
もっとも、この作品は絵が水彩画のようにホンワカしているから、あんなに苛烈ではない。アプローチが違う。でも、絵が綺麗なぶん、その反動でやられる。

登場人物みんなが、ほのぼのしていて素晴らしい。ことのほか、主人公すずの義姉のツンデレはステキ。



  
ma





ヴァンスカ指揮ラハティ交響楽団の演奏で、シベリウスの交響曲1番を聴く(1996年10月、フィンランド、ラハティ、クロス教会での録音)。

普段シベリウスをあまり好んで聴くことはないのだけど、FBの先輩からヴァンスカのCDをお借りしたので、聴いてみる。

峻厳にして鮮烈な演奏。

全体的にテンポは速め、サクサク、というよりは疾走している感じ。1楽章の第1主題をこんな速度で飛ばす演奏は初めて聴いた。面食らったが、慣れるとじつに爽快であり、これしかないというテンポ。
弦楽器は適度な水分を湛えながらプルプル潤っていて、かたや金管楽器は硬めの音色で空気を切り裂く。
2楽章は憂愁に満ちたメロディーを、メランコリックになりすぎない程度に、硬めのアルデンテで仕上げる。
3楽章は激しい。金管は咆哮し、ヴァイオリンが軋む。そして快速でぶっ叩かれるティンパニは快感。
4楽章はゆっくりな出だしはひんやりとした手触り。やがて速度を上げ熱くなる。この熱気はあたかも青白い炎のよう。

ラハティ交響楽団は、いかにも手慣れた演奏。とくに弦楽器は精緻。
あと、録音がとてもいい。









ma
 
パースのビッグムーン。








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Comment

お久しぶりです。 - アソー

ご無沙汰しております。「この世界の片隅に」、ずっと気になっていたのですが、上映館が増えて混雑が緩和された事もあり、本日渋谷で観て参りました。すずの目線で淡々とほのぼのと進む中にも、戦争の残虐さ、悲惨さが徐々に個人の私生活を侵食していく様がじわじわ伝わってきて、いい作品でした。悲惨に書こうとすればいくらでも書けるのに、あくまでノホホンと話が進むので、後味の良い作品でした。因みに私は「火垂るの墓」はもう一生観られないと思います。感情移入してしまうので。
「風立ちぬ」でも思ったのですが、昭和初期の地方の街並みの美しさ。そして、右手を無くしたすずが布団の中で喪った右手を思って葛藤するシーンは凄いと思いました。「君の名は」も良かったですが、此方もリピーターが多いというのも納得できました。
シベリウスの1番、吹奏楽やっていた頃に第1楽章のアレンジヴァージョン譜があって、よく聴きましたし実際自分達で演奏した事もあります。バーンスタインのNYPとサージェントのBBC響の演奏が昔から好きです。
2017.02.08 Wed 23:46 [ Edit ]

アソーさん、お久しぶりです。 - 管理人:芳野達司

そうですね、この映画は「火垂るの墓」とは違ってノホホンと、ときにはギャグをまじえて笑わせてくれますね。
「風立ちぬ」はワタシも観ました。映像がじつにすばらしいですね。何度も観たくなる映画です。

シベリウスの1番、ご経験あるのですね。
サスガです!
バーンスタイン/ニューヨーク、聴き直してみます。
2017.02.09 18:04
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