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今年に読んだ本ベスト10

2012.12.28 - 日記
 
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今年はろくに仕事をしなかった代わりに、わりとたくさんの本を読むことができた。
記憶に残るであろう1年であった。



「深夜プラス1」(ギャビン・ライアル(菊池光訳))
クールでタフな主人公のセリフがなんともカッコいい。読んでからだいぶたつが、ひとつひとつのシーンを鮮明に思い出すことができる。


「この世の全部を敵に回して 」(白石一文)
白石をみつけたのは今年の収穫。出来にムラがあるが、これは代表作のひとつと言えると思う。厭世的な主人公がみた仄かな光の味がいい。


「プロ野球最強のベストナイン」(小野俊哉)
数字と時代背景に裏打ちされた選出はひとつの見識。選考過程がじつにおもしろい。


「悪霊」(ドストエフスキー(亀山郁夫訳))
人間の心情・行動のわけのわからなさが、宗教や民族を超えて迫りくる。ことにスタヴローギンの独白のくだりはわけがわからずとも、なんともいえぬ迫力に満ちている。


「これで古典がよくわかる」(橋本治)
古典はやっぱりよくわからないという安堵の気持ちにさせられる。


「自省録」(マルクス・アウレーリウス(神谷美恵子訳))
朝起きて仕事に行かなければいけないということは、古代ローマ時代から言われていたのだな。


「菜根譚」(洪自誠(守屋洋訳))
説教臭いが、これから何度も手にすることだろう。


「これからの「正義」の話をしよう」(マイケル・サンデル(鬼澤忍訳))
カントを絶賛している。で、すぐさま「道徳形而上学原論」を購入したが、案の定、5ページ目で止まっている。


「短編集」 (サキ(中村能三訳))
ブラックな味がほろ苦い。海外モノ短編集としてO・ヘンリやチェーホフとともに必読。


「哲学からのメッセージ」(木原武一)
今年、一番繰り返し読んだ本。



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