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宇宙人はどこにいるのか?、マゼール、「巨人」

2011.11.03 - マーラー
 
ma

マーラー 交響曲第1番 マゼール指揮ウイーン・フィル


宇宙人はいると信じている。小学生のころに読んだ、つのだじろうの漫画の影響である。
そこでは、こんなに多くの星があるのだからどこかに我々のような生物がいるはずだ、というようなことを書いていた。なるほどその通りだと、コーラを飲みつつ激しく同意したものだ。
その印象が強いから、いまでもいると思っているのだが、井田茂と爆笑問題の「宇宙人はどこにいるのか?」を読むと、専門家の意見は違うようだ。
「これだけたくさんの惑星があるんだから、なかには高度に進化する宇宙生命体もいるだろう」と考える一方で、「宇宙船の証拠も見つかっていないし、宇宙生命体の電波もキャッチしてない。それはおかしいじゃないか」としている。これをフェルミのパラドックスというらしい。
宇宙に衛星を飛ばしている現在においてすら宇宙に生命が存在する証拠を掴めていない以上、科学者としては信じるわけにはいかないというわけだ。
その考えはわかるような気はするが、会社の論理になんだか似ている。本当は違う意見があるのだけど、立場上そうしなければ立ち行かない、といったような。
まあそれは穿った考えかもしれないが、いずれにしても、宇宙人がいるほうにスーパー仁くんだな。


マゼールの巨人は昔、FMで何度か聴いたことがある。フランス国立管のと、ウィーン・フィルのと、どちらもライヴで聴いたような気がするが、記憶違いかもしれない。
今回久々に聴いたのは、ウィーン・フィルとのセッション録音。やはりというか、まったりネットリした響きが、いかにもウィーン・フィル。こういう演奏だったかなあ。
マゼールが時々繰り出す、もったいぶったようなリタルダンドも功を奏して、あたかも脂ギトギトのラーメンを食ったときのような、胃もたれ感を醸し出している。
トランペットがけっこうヨレヨレ。世紀末の退廃をあらわしておるのだ! なんて逆ギレされたりして。


1985年10月、ウイーン・ムジークフェラインザールでの録音。
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Comment

無題 - Yuniko

こんばんは。
>宇宙人はいると信じている。小学生のころに読んだ、つのだじろうの漫画の影響である。
つのだじろうの漫画、リアルタイムで私も読みました。「恐怖新聞」ですね。エリナ松岡とか、宇宙人に身体検査された話とか、地球空洞説とか、楽しい記事がいっぱい載ってました。奇しくも昨夜、本棚から恐怖新聞全9巻を引っ張り出してきて、読破してしまったところでした。

一昨日、ソニー&BMGから「LORIN MAAZEL GREAT RECORDINGS」という30枚組のボックスが発売されました。クリーヴランド管との「ベートーヴェン交響曲全集」「幻想」「英雄の生涯」「チャイコフスキー後期交響曲集」とか、バイエルン放送響との「リヒャルト・シュトラウス管弦楽曲集」とか、ウィーン・フィルとの「ラヴェル管弦楽曲集」「ペトルーシュカ」とか、ベルリン・フィルとの「ワーグナー管弦楽曲集」とか、レアもの音源満載のボックスです。一枚一枚のCDは、アメリカ盤オリジナルLPの紙ジャケに収められており、マゼール・ファンなら泣いて喜ぶ逸品です。ダブりがかなりありますが、私も速攻で入手し、今日(11月3日)聴きまくりました。初めて聴くチャイコの後期交響曲集がシンフォニックな快演でした。
その中に、フランス国立管との「巨人」も入っています。HMVのレビューを見ると、ウィーン・フィルとの再録音とはまったく違ったさわやかな演奏のようで、まだ聴いてはいませんが興味津々です。
マゼールは、カラヤン没後のベルリン・フィルの常任を逃して以来、不遇を託っているというイメージですが、1970年代後半から80年代前半までの意気軒昂な演奏が懐かしいです。
昨年大晦日のベートーヴェン交響曲連続演奏が大きな話題を呼んだように、実力はとてつもない彼。来年からミュンヘン・フィルの常任に就任のようですが、もう一花も二花も咲かせてくれないかと思っています。
あ。あと、このボックスはすでに限定盤完売のようなので買い逃したファンのために追加プレスと、フランス国立管との「ラヴェル管弦楽曲集」「パリの喜び」、クリーブランド管との「ドン・ファン、ティル、死と変容」などの、やはりレアもの音源を収録したマゼール・ボックス2の発売も希望します!
2011.11.04 Fri 00:34 [ Edit ]

Re:Yunikoさん、こんばんは。 - 管理人:芳野達司

あれは「恐怖新聞」でしたか。「うしろの百太郎」とどっちかとは思っていました。当時は怖がりつつも興味深々で読みました。
宇宙人はいますよ!

「LORIN MAAZEL GREAT RECORDINGS」出ましたね。これは買いだとまえまえから思いつつ、気づいたら発売していたのですね。どうも、HMVでは品切れとのこと。
いやー、やっちゃったかもです(泣)。
ベートーヴェンは第九以外聴いていないし、バイエルンとの演奏もまだ未聴です。ウイーンとのラヴェルも。
フランス国立との「巨人」も、もちろん、久々に聴きたいですねえ。
なんとか再販してほしいものです。
2011.11.05 00:59

無題 - リベラ33

宇宙人という定義がそもそも難しいのですが、これは知的生命ということでしょうか。知的生命が存在する確率は現在のところはっきりしないようですが、地球外生命は案外ありふれた存在のようですね。現に太陽系にもエウロパなど生命の存在が期待されています。私も地球外生命はいると思いますよ。
実は土曜日ナゴヤドームに行ってきました。詳しくは日曜日の投稿で。
2011.11.05 Sat 22:56 URL [ Edit ]

Re:リベラ33さん、こんばんは。 - 管理人:芳野達司

宇宙人の定義は広いですようですね。
惑星ソラリスのように、惑星そのものが生命だ、なんて説もあったり、苔のようなものも生物としえば生物。
高度に発達した「人間」みたいな生物が宇宙船に乗っていて、ふらりと地球にこないかなあ、なんて。
なかなか難しいかもですね。根拠はまるでありませんが、いることを漠然と信じます。
一度でいいからUFOを生で見てみたいものです。
2011.11.06 21:33

無題 - リベラ33

UFOは三回見たことがあります。うち二回は同時に目撃した人がいるので勘違いではないでしょう。私が見たものは何かの乗り物というよりは光る物体状のものでした。
ドラゴンズやりましたね。苦労しましたが。
ただ今年のSBは強そうなので日本シリーズは難しいでしょうね。
2011.11.06 Sun 21:55 URL [ Edit ]

Re:リベラ33さん、こんばんは。 - 管理人:芳野達司

UFO、テレビなどから得た知識では、光る型とか円盤型とかいろいろ種類があるようですね。なんでもいいから、見てみたいですねえ!
・・・いつも下を向いて歩いているから、見られる可能性が低いのかも。

ドラゴンズやりましたね。
シリーズは、吉見、チェン、ネルソン、山井。最終戦は山井の完全で落合伝説完結、という筋書きでどうでしょ!
2011.11.07 21:26

無題 - リベラ33

福岡SBHを破るには私は全投手陣による毎日継投しかないと考えています。
吉見、チェン、ネルソン、ソト、岩瀬、浅尾を毎日1~2イニングずつ連投です。とにかくSBHに点をやらない。こっちは必至で1点取る。これが最後の落合マジックと期待しています。
2011.11.07 Mon 23:12 URL [ Edit ]

Re:リベラ33さん、こんばんは。 - 管理人:芳野達司

全投手陣による毎日継投、面白いですね。
中継ぎ陣ではあと小林、鈴木もいるから、そうとうに厚い投手陣、ソフトバンクにも負けないのじゃないでしょうか。
あとは打線、和田が打つかどうかがひとつのポイントかなと。ひいき目ですが、そろそろ打ちそうな気もします。
2011.11.08 21:46
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