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ノリントンのマーラー「復活」

2006.08.30 - マーラー
千葉県列車の旅、第2弾。
内房の五井から、房総半島の真ん中あたりの上総中野まで走っている小湊鉄道。
2両編成のディーゼルカーで、旅情たっぷり。
横に走る車にガンガン抜かされながら、田園地帯をゆっくり進む。

小湊鉄道



これは五井駅の車庫。

車庫

五井駅ではアサリ弁当を売っている。300円、安い。




8/21にNHK-FMでエアチェックした録音をようやく聴いた。相変わらずのいまさらブログである。
先週は「ヨーロッパのオーケストラ」という特集が組まれていて、録音して週末にまとめて聴こうと思っていたのだが、なんだかんだと結局2日分しか録れなかった。ACOやVPOを取り逃がしてしまい、残念。

ノリントンのこのマーラーは、ノン・ヴィブラートによるものながら、細かいテンポの変化が大きく、弦のずり上げも頻繁にあって、こってりと味付けされたロマンティックなやり方である。
オケはバルビローリのときみたいに派手なミスをやらかしておらず、表情が豊かでうまいものだ。
アルトとソプラノの独唱は普通にヴィブラートがかかっていて、ますます違和感がない。
奏法がどうこういう能書きの必要はない、清冽な「復活」である。

以前に同じ演奏者による「悲愴」を聴き、それは覇気がなくてどうにもこうにもつまらないものだったが、このマーラーは、ライヴだから当たり前かも知れないが、相当臨場感のある迫力演奏だった。




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Comment

無題 - リベラ33

五井、懐かしいです。ボイラーの試験を受けに行きました。別のときにあさり弁当も食べたのですが、あれは五井だったのですか。初めてつながりました。
ノリントンの復活も聴きました。
関東にいれば秋の客演に行きたいです。
2006.08.31 Thu 19:58 URL [ Edit ]

Re:リベラ33さん、こんばんは。 - 管理人:芳野達司

五井、なかなか渋い駅でした。この小湊鉄道は、首都圏には珍しいディーゼルカーで、大変興味深かったです。
ノリントンの復活の記事、勿論拝読しております。
拙ブログはどうも後手後手に回ってしまっていかんのですが、なかなかリアルに聴けなくて。
2006.08.31 21:42
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