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ジュリーニのベートーヴェンと二日酔い防止策

2006.09.22 - ベートーヴェン
ジュリーニ

ジュリーニ指揮スカラ座フィル/ベートーヴェン№2,8


私がたまに実行している、二日酔い防止策4案。

1.ビールの一口目は、すこしだけ口に含んで、ゆっくり飲み下す。
2.つまみに、玉ねぎとわかめの三杯酢を用意する。
3.胸の肋骨の一番下の段の直下(鳩尾の上)を真ん中から脇にかけて指先を立ててぐいぐいと押す。
4.呑んだあとに大量の水を飲み干す。

1は五木寛之の、2は吉行淳之介のエッセイに書いてあったもので、3,4は友人から教わった方法。
呑むペースや量によって結果はことなるが、べろんべろんに酔っっぱらったときは、どの方法もいまひとつ思わしくない。やはり、ゆっくりと適度に呑むというのがまともな人間の呑み方であって、とりあえず酔えばいいというような乱暴な呑み方だと、どんな予防策もきかない。
二十歳くらいのころは正体がなくなるまで呑んでも翌日はまったく残らなかったのだが、30歳の半ばを過ぎたあたりから、二日酔いがひどくなり始めていけない。だからこういう対策が必要になってくる。
この中でけっこう効くのは「4」である。
かなり呑んだあとでも、水を1リットルくらい喉に流し込めば翌日はだいぶ消えている。
ただ、お腹ががぼがぼになって、どうにもこうにも。
下手をすれば腹痛を起こすことを覚悟しなければ。


今晩は久々にしらふでベートーヴェン。なんだか今夜はむしょうに彼の交響曲を聴きたくなった。そこでジュリーニがスカラ座を振った2番と8番のCDを取り出す。
冒頭から明るくて輝かしい木管と弦楽器に耳を奪われる。ジュリーニはいつも通りゆったりとしたテンポでじっくりとオケを響かせていて、そこにはなんの衒いもケレン味もない。録音はしっとりとした艶があって申し分ない。全体的には、両端楽章のテンポがゆっくりすぎて、ちょっと私にはもたれた。もう少しスリリングな味があってもいいかもしれない。

8番もテンポはやや遅め。冒頭のヴァイオリンの入り方を筆頭に、ひとつひとつの音の感触がとてもデリケートである。こういう音を出すためのこのテンポなのだ、多分。
こうした、音符のひとつたりともおろそかにしない丁寧な作業を遂行するためには、スカラ座のオケがいかにうまくとも、決して短くはないリハーサルが必要だろう。
それにしても、なんとも品が良くて垢抜けたベートーヴェンであった。二日酔い防止などと騒いでいる人間のものではないナ。

このコンビによるベートーヴェン全集が完成しなかったのは残念だが、ジュリーニの意にそぐわなかったのだから仕方がない。風貌も実際も優しい男だが、音楽に対しては妥協を許さぬ姿勢もカッコイイ。




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Comment

無題 - mozart1889

おはようございます。
ジュリーニとスカラ座フィルのベートーヴェン全集、9番だけ残して完成しませんでした。残念ですが、DGでのBPOとの録音で我慢しています。
この2番の演奏はゆったりとして、ジュリーニらしい歌うベートーヴェンになってますね。よく聴きます。大好きな演奏です。
2006.09.23 Sat 04:57 URL [ Edit ]

Re:mozart1889さん、こんにちは。 - 管理人:芳野達司

ジュリーニの全集が未完成になったのは返す返すも残念ですが、同じくBPOとのもので埋め合わせをしています。
スカラ座フィルのベートーヴェンを久々に取り出して聴きました。輝かしい音色がすばらしく、このコンビでもっといろいろな録音を残して欲しかったと思いました。
2006.09.23 09:04

無題 - yokochan

こんばんは。私も酒と二日酔いとの付き合いは長いですが、たいへん参考になりました。(笑)最近は焼酎にメインをシフトしてますので、あまり二日酔いはありませんです。スカラ座とのベートーヴェン、よさそうですね。私も聴いてみます。
2006.09.24 Sun 21:24 URL [ Edit ]

Re:yokochanさん、こんにちは。 - 管理人:芳野達司

ワインと酒は、わたしの場合、翌日に持ち越してしまうことが多々あります。量が問題なのでしょうが。
やはり焼酎はいいようですね。家ではあまり飲みませんが、外では焼酎が多いです。
ジュリーニのベートーヴェンはしらふでも酔っていてもよろしいようです(笑)。
2006.09.24 21:34
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