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プロ野球開幕、マ、ドヴォルザーク"チェロ協奏曲"

2012.03.31 - ドヴォルザーク
 
do

ドヴォルザーク「チェロ協奏曲」 マ(Vc) マゼール指揮ベルリン・フィル



プロ野球が始まった。
そこで一句。


菜花咲く 岩瀬みられる うれしさよ


na


失礼しました。




さて、音楽はヨー・ヨー・マとマゼールのドヴォルザークを聴く。マが手掛けた最初の正規録音である。
マゼールの指揮はのっけから気合いじゅうぶん。カラヤン時代のベルリン・フィルのパワーをいかんなく発揮している。いささか肩に力が入っている気がしなくもないが、これはこれで元気があって面白い。
オーケストラのなかでは艶やかなヴァイオリンが印象的。ことに1楽章は素晴らしい。

マのチェロはうまいの一言。たぶん難しいであろうパッセージも、いかにも軽々と弾いてのける。フットワークのよいショート・ストップの華麗な送球を見ているように愉快だ。
この曲の演奏は、どうしてもロストロポーヴィチとジュリーニを基準にしてしまうので、いままで聴いたほかの演奏では、どれもチェロが軽く聴こえる。マのチェロも例外ではない。もちろん悪いことではないが、未だに自分にはほんの少し、座りが悪い。

終楽章のラストでは、ソロの息の長い粘りにズッコケそうになった。演奏者が気を失っているのかと思った。これはおそらくマゼールの意思によるものなのじゃないかな。


1986年1-2月 ベルリンでの録音。
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Comment

こんにちは - neoros2019

お久しぶりです
ヨーヨーマについては幾度となく意見をどこかに、書いたことがあります
バッハの無伴奏も購入してすぐ売ってしまっいました
わたしには軽く聴こえる以前に心にまるで響かないアーティストの一人ですね
技巧だけが上滑りしている感が強いです
むしろサントリー/ローヤルのCMに使われたリベルタンゴのような曲に適合性があるような気がします
2012.04.02 Mon 17:36 [ Edit ]

neoros2019、ご無沙汰しています。 - 管理人:芳野達司

たしかに、マのチェロは不思議なくらいに軽いですね。フットワークはとてもよいのだけど、線は細いのかと思います。器用貧乏というか。
だから、先人(ロストロやシュタルケルやジャンドロン)に比べてしまうと、いささか物足りないところがあります。

以前に聴いたコダーイはなかなかいいものでした。
タンゴなどは、ユニークでたまに聴くと面白いですね。
2012.04.02 19:00
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