忍者ブログ

ロストロポーヴィチ、チャイコフスキー"冬の日の幻想"

2017.04.12 - チャイコフスキー

ma




ロストロポーヴィチ指揮ロンドン・フィルの演奏で、チャイコフスキーの交響曲1番「冬の日の幻想」を聴く(1976年-77年の録音)。


この演奏を聴くのは、中学生のとき以来。LPで発売された当初に、図書館で借りて聴いた。とてもいい演奏だったと記憶しているし、ずっと憧れの演奏でもあった。
長い時を経て改めて聴くと、やはり期待を裏切らない。野趣に溢れていて、素敵。

洗練されているとはいえない。どちらかといえば、泥臭い演奏。でも、微に入り細に入り、指揮者のこだわりが強く反映されている。チャイコフスキーへの愛情が如実に伝わってきて、胸が熱くなる。とりわけ、2楽章の甘い弦とオーボエ、ホルンはたまらない。4楽章の、厚みのあるシンバルの連打も最高。
HMVのレビューにもある通り、セッション録音とは思えないくらいの臨場感がある。これを生で聴いたら、いったいどんなことになっていたのだろう。

録音はぼんやりとしていて、鮮明とは言い難いが、雰囲気はある。

それにしても、このころのロンドン・フィルは、これもそうだし、ヨッフムとのブラームスやジュリーニとの一連の録音があり、少しのちにはテンシュテットとのマーラーがあったりして、ノリに乗っていたなあ、と思う。









ma
 
パースのビッグムーン。








PR
   Comment(0)    ▲ENTRY-TOP

Comment

コメントタイトル:
投稿者名:
Mail:
URL:
投稿内容:
Password: ※1
Secret: 管理者にだけ表示を許可する※2
※1 パスワードを設定するとご自分が投稿した記事を編集することができます。
※2 チェックを入れると管理者のみが見ることのできるメッセージが送れます。
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
ポチっとお願いします(´_`\)  ↓ ↓ ↓
最新コメント
カッチェン、フロマン、ブラームス"ピアノ協奏曲2番" from:Yoshimi
-11/16(Thu) -
フルニエ、フィルクスニー、ブラームス"1番" from:老究の散策クラシック限定篇
-03/18(Sat) -
ゼルキン、オーマンディ、ブラームス"1番" from:老究の散策クラシック限定篇
-02/20(Mon) -
ゼルキン、オーマンディ、ブラームス"1番" from:“スケルツォ倶楽部”発起人
-02/20(Mon) -
古典四重奏団、ベートーヴェン、15,13"大フーガ" from:老究の散策クラシック限定篇
-10/30(Sun) -
最新TB
カテゴリー