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デュトワの「フランス山人の歌による交響曲」

2006.12.08 - ダンディ
ダンディ

デュトワ指揮モントリオール饗 ティボーデ(Pf)/ダンディ「フランス山人の歌による交響曲」


今夜は、会社でコンピュータ・システムの入れ替えがあるため夜勤である。もう少ししたら出かけるのだが、出社前に音楽を聴いたりこうして記事を書くのはなんだか落ち着かないものだ。
いつもは酩酊状態なので、好き勝手なことをダラダラと書いて、毎回出来の悪さを全開にしつつも自己満足にひたっているのだが、今はなんだか気が重い。
好きなことをする次の動作が、→寝る→仕事ということと、→仕事とが、こうも私にとって違うことなのが不思議である。それとも呑んでいるかどうかの違いなのか。
呑んじゃおうかな!?

ダンディのこの曲は、作曲者が夏にフランスの山岳地方で耳にした牧歌で、その地名がセヴァンヌだったということで「セヴァンヌ交響曲」という別名で呼ばれることもあるらしい。私はこの曲をあまり頻繁に聴かないが、いい天気の中を澄んだ空気をすいこみながら散歩しているような爽快な感覚をおぼえるとともに、とりとめのない印象も残る。

デュトワのモントリオールは、軽くてふわふわとした色彩感たっぷりな音色を惜しげもなくまきちらして耳に心地よい。この人のこうした音色作りは徹底している。そしてむやみにレパートリーを広げようとしないところがいい。フランス・ロシアを演奏することに徹した職人として、信頼の置ける指揮者である。
ティボーデのピアノも軽快。ティボーデは、東京国際音楽コンクールの第1回目のピアノ部門で優勝した人であるが、こうして活躍しているのを見るとちょっと嬉しい。といっても、このCDは17年も前の録音であるが。愛国心のなせるわざか?




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Comment

無題 - yokochan

こんばんは。酒→音楽→寝る、の黄金パターンに水を差すお仕事、ご察しいたします。
ダンディのこの曲は一服の清涼剤ですね。さわやかコンビにはうってつけの曲であります。
山頂に立ち、この曲を聴きながら酒が飲めたら望外の幸せであります。
2006.12.09 Sat 00:05 URL [ Edit ]

Re:yokochanさん、おはようございます。 - 管理人:芳野達司

毎日が黄金パターンでありますがこれは飽きることがありません。ごくたまに仕事で中止されると、損をした気分になります。
ダンディのこの曲はさわやかな曲ですね。よく本には「夏向け」というような解説がありますが、かまわずに聴いております。
2006.12.09 04:23

無題 - mozart1889

吉田さん、おはようございます。
この曲は清々しい名曲ですね。デュトワ/モントリオール響の演奏も見事なものだと思います。
聴き終えた後の爽快感は格別です。
2006.12.09 Sat 03:56 URL [ Edit ]

Re:mozart1889さん、おはようございます。 - 管理人:芳野達司

このさわやかな曲には、デュトワが適役なように思います。
軽やかで涼しげな味わいがありますね。モントリオール響の管楽器のうまさ、弦楽器のみずみずしさはいつも通り、安心して聴くことができます。
TBありがとうございました。
2006.12.09 04:37
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