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ルービンシュタイン、シェリング、フルニエ、シューベルト、"1番"

2018.04.07 - シューベルト

ma



ルービンシュタインのピアノ、シェリングのヴァイオリン、フルニエのチェロで、シューベルトのピアノ三重奏曲1番を聴きました(1974年4月、ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホールでの録音)。

シューベルトのピアノ・トリオは2番を好んで聴いていました。あたかも黄泉の世界を覗くような深い世界が広がる音楽です。
オボーリンのピアノ、オイストラフのヴァイオリン、クヌシェヴィツキーのチェロによる演奏をよく取り出します。このルービンシュタイン達による演奏もよかったけれど、少し色調が明るすぎるように思いました。

でも、それがこの1番になると、絶妙な味になる。カラッとした肌触りが曲にフィットしている感じ。シューベルトの音楽だから天真爛漫とは言えないかもしれないけれど、不幸だったであろう天才の、ためいきのような希望を聴くことができる。

ルービンシュタインの力強さ、シェリングの実直さ、フルニエの滋味深さ。大家3人によるものですがアンサンブルはじつに緊密であり、バランスもいい。
気に入りました。









ma
 
パースのビッグムーン。
















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