忍者ブログ

プライ、エンゲル、"美しい水車小屋の娘"

2020.12.30 - シューベルト

gr


プライのバリトン、エンゲルのピアノによるシューベルト「美しい水車小屋の娘」を久しぶりに聴きました(1971年5月、ミュンヘン劇場での録音)。

この曲はシュライアーによる演奏を聴いて以来、テノールによるものが断然好き。
ヴンダーリヒ、ギュラ、アライサ、クリストフ・プレガルディエン、ヨゼフ・プロチュカ。それぞれ素晴らしいので断捨離できません。

このCD、年末の掃除を終えて、なにか聴こうと思い取り出しました。先日「ヘンゼルとグレーテル」を視聴し、父親役を歌ったプライはやっぱりよくて、また彼を聴きたくなった。
甘くて、ふくよかで、コップから溢れるほどの憂鬱があって。20代の頃の、悶々とした日々を思い出しました(笑)。
プライは録音当時40過ぎ。男は中高年になっても、さすらいの若者の気持ちを持っているのではないかしら。良くも悪くも。

エンゲルは巧緻にして自然。9曲目「水車屋の花」の3節目のメロディをオクターブ高く演奏していて、何度目かの聴取にもかかわらずハッとしました。これは他でも聴いたけど思い出せない。モヤモヤしつつ年を越す。


本年はありがとうございました。
あなたにとってよい年になりますように。
























PR
   Comment(0)    ▲ENTRY-TOP

Comment

コメントタイトル:
投稿者名:
Mail:
URL:
投稿内容:
Password: ※1
Secret: 管理者にだけ表示を許可する※2
※1 パスワードを設定するとご自分が投稿した記事を編集することができます。
※2 チェックを入れると管理者のみが見ることのできるメッセージが送れます。
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
ポチっとお願いします(´_`\)  ↓ ↓ ↓
最新コメント
カッチェン、フロマン、ブラームス"ピアノ協奏曲2番" from:Yoshimi
-11/16(Thu) -
フルニエ、フィルクスニー、ブラームス"1番" from:老究の散策クラシック限定篇
-03/18(Sat) -
ゼルキン、オーマンディ、ブラームス"1番" from:老究の散策クラシック限定篇
-02/20(Mon) -
ゼルキン、オーマンディ、ブラームス"1番" from:“スケルツォ倶楽部”発起人
-02/20(Mon) -
古典四重奏団、ベートーヴェン、15,13"大フーガ" from:老究の散策クラシック限定篇
-10/30(Sun) -
最新TB
カテゴリー