忍者ブログ

ジュリーニ、シューベルト、ミサ曲6番変ホ長調

2016.11.12 - シューベルト

ma



ジュリーニ指揮バイエルン放送交響楽団・他の演奏で、シューベルトのミサ曲6番変ホ長調を聴く(1995年2月、ミュンヘン、ヘラクレスザールでの録音)。

この音楽は、1828年6月から7月にかけて作曲されたと云われている。シューベルトが亡くなったのは1828年11月19日だから、最晩年の作品である。
ちなみに、この時期に作曲された主な作品は、弦楽五重奏曲が1828年の夏、「白鳥の歌」が1928年の8月頃、ピアノソナタ19番から21番は1828年9月頃。
よって、管弦楽付きで完成された作品としては、このミサ曲6番が生涯最後の作品と言えるだろう。

しかし、この曲は、上にあげた最晩年の曲にしばしばみられる、慟哭、悲観、諦念、虚無といった要素は薄い。健全、といってもいいかもしれない。言われなければ、最晩年の作品とはわからない。シューベルトの温かいまなざしが浮かんでくるようである。

曲は大きく6つに分かれる。

キリエ
グローリア
クレド
サンクトゥス
ベネディクトゥス
アニュス・デイ

バイエルンのオーケストラとコーラスが、こよなく美しい。フーガを多用しているところは、1827年に対位法を師事したジーモン・ゼヒターの影響なのかもしれない。劇的な効果がある。
それにしても、シューベルトほどの男が死の前年に音楽技法を習うとは、なんということ!
ジュリーニの指揮ぶりはいい。とてもあたたかい。なんといっても、貫禄がある。このような演奏で聴くと、ベートーヴェンの「荘厳ミサ」にも匹敵する威容があるように感じられる。

独唱者たちは、クレドの後半から登場する。彼女らの真摯で清らかな声は曲想にとてもよく合っている。とくにツィーザクの可憐な声が好き。


ルート・ツィーザク(ソプラノ)
ヤルト・ヴァン・ネス(メゾ・ソプラノ)
ヘルベルト・リッペルト(テノール)
ヴォルフガング・ヒュンテン(テノール)
アンドレアス・シュミット(バリトン)
バイエルン放送合唱団







ma
 
図書館。








PR
   Comment(0)    ▲ENTRY-TOP

Comment

コメントタイトル:
投稿者名:
Mail:
URL:
投稿内容:
Password: ※1
Secret: 管理者にだけ表示を許可する※2
※1 パスワードを設定するとご自分が投稿した記事を編集することができます。
※2 チェックを入れると管理者のみが見ることのできるメッセージが送れます。
カレンダー
08 2017/09 10
S M T W T F S
1
4 6 7 9
12 14 15
19 20 22
25 26 27 28 29 30
ポチっとお願いします(´_`\)  ↓ ↓ ↓
カテゴリー