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ホルスト「惑星」他 オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団
突然ですが、転職することになりました。明日から新しい職場へ出社です。
前の会社は安定していて、なかなかよかったのですが、ここ数年の間に
「定年まではいられないな」と思い始めました。ちょっとマンネリを感じていましたし、一度きりの人生なので、他の世界もみてみたいという思いが強くなりました。
自分の人生がちょうど折り返し地点を過ぎたかなと意識したのに加え、勤続年数もちょうど20年という数字だったので、キリがよかったいうのが引き金といえます。
違う世界を見たいとはいえ、業種は違えど、職種は同じなのですが。
新卒で就職してから転職するのは自分にとって人生で初めてなので、楽しみ半分不安半分といったところ。まあ、正直言ってたいして実力があるわけでもないので、不安のほうが強いといったところですが。会社って、実際に入ってみないとわかりませんものね。
可能であれば定年までがんばろうかと思ってます。気力と体力が勝負であります。
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明日からの仕事に備えるというわけではないけれども、天気のいい日曜の昼下がりに「惑星」。
惑星の録音はいろいろあるけれども、一番よく聴いているのがこのオーマンディ盤。
なぜかというと、もうたいぶ昔になるが、FM東京のクラシック番組のオープニングの音楽が、オーマンディの指揮による「木星」だったのだ。なんという番組だったか、確か火曜か水曜の午後9時から始まる番組であった。
解説は金子健志。すばらしかった。この番組で最もよく覚えているのが、C・デイヴィスの「春の祭典」の放送だった。「春の兆し」の部分を、いろいろな指揮者の演奏で聴きくらべをしていて、それが異常に面白かった。アバド、ショルティ、ブーレーズ、メータ…。
たいして詳しくないくせに、「春の祭典」の全てを知ったような気にさせられた。
と、のっけから脱線しまくりだけど、「惑星」。ここでもやはり、フィラデルフィアのオーケストラはいい。文句のつけようがない。個々の奏者の技術は素晴らしいし、合奏の精度も抜群、そして指揮者の俯瞰的でおおづかみな捉え方も腑に落ちる。残響の取り込み具合が、暗くて冷たい宇宙のイメージとよく合っている。
この曲、ちょっと前までは、「火星」と「木星」がお気に入りだったが、最近では「金星」の神秘的な静けさと「天王星」における暴力的に荒っぽい色彩感に惹かれるし、オルガンのグリッサンドには圧倒的な快感を感じる。
音楽の趣向は、歳とともに少しずつ変わっていくみたいだ。PR
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