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カラヤン/ウイーン・フィルのホルスト「惑星」

2006.07.20 - ホルスト
惑星

ホルスト「惑星」 カラヤン/ウイーン・フィル


以前に拙ブログでカラヤンのことについて投稿したのだが、60年代のデッか録音の数々を全て漏らしてしまい、15分くらい自責の念にかられた。
カラヤンがデッカでウイーン・フィルを振った演奏は、たぶん全部聴いているのだが、悪いものはなかったと記憶している。

この録音は61年に行われている。
この時期までには、ボールトを始めとするイギリスの一部の指揮者とストコフスキーだけが、この曲を演奏していたのではないだろうか。
この録音からしばらくしてからバーンスタインやメータによって録音され、「惑星」という曲が一躍メジャーになってゆく。
カラヤンの演奏だが、ウイーン・フィルの、ティンパニを始めとした木目調の響きがいいので、後年にベルリン・フィルとやったものよりもこちらのほうを気に入っている。


ところで、私が持っているCDのジャケットは台湾でプリントされた正規盤である(冒頭にリンクしているものとは相違する)。
価格は190台湾元。当時で約660円である。
数年前に2年ほど台北に駐在していたことがあって、毎週末にはCDショップを巡り歩いた。
他にやることがなかったのだ。

台湾の公用語は北京語だが、文字の表記は繁体語である。昔ながらの画数の多い漢字を使用する。
ここが中国と違うところ。

日本では西洋人の名前をカナカナで表記するが、台湾では漢字で表記する。こんな具合。


バッハ:巴哈
モーツァルト:莫札特
ベートーヴェン:貝多芬
ブラームス:布拉姆斯
R・シュトラウス:理査・史特勞斯
ジュリーニ:朱里尼
カラヤン:卡拉揚
ホルスト「惑星」:霍爾斯特「行星組曲」


ベートーヴェンは、日本の漢字読みをすれば「ばいたーふん」というふうに読めるのでニュアンスはわかる。バッハはどうしてこうなるのか、ちょっと考えてしまう。
「リヒャルト」が何故「理査」なのか。Rがわかれば「理」だけでいいのじゃないか、とも思うが、大きなお世話だろう。
いずれにせよ、バッハたちからみれば、日本で使っているカタカナは、それと同等にわけがわからないに違いない。


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