忍者ブログ

ポリーニ、ティーレマン、ブラームス"2番"

2016.01.09 - ブラームス

ma



ポリーニのピアノ、ティーレマン指揮ドレスデン・シュターツカペレの演奏で、ブラームスのピアノ協奏曲2番を聴く。

ポリーニは過去にこの曲を、アバド指揮ウイーン・フィル(1976年)、ベルリン・フィル(1995年)と録音を行っている。知る限りでは、これが3度目の正規録音。
ベルリンは未聴。ウイーンとのものは、確かな技巧を軸にしつつ、柔らかなタッチで淡い詩情を描いた演奏と記憶する。

本盤は勢いがいい。ライヴであることは関係あるはず。テンポは全体的にいくぶん速め。激しい箇所においては、つんのめりそうに駆け抜けてゆく場面もある。
テクニックはいまだ申し分ない。硬めの音色でもって、ときにはぐいぐいと推進し、ときにはじっくりと沈滞もする。自在にピアノを操っている。余裕を感じる。

ティーレマンのドレスデンは、冒頭のホルンの、コクのある響きで勝負あったという感じ。以降も、弦楽器、木管楽器の深くしっとりとした音色がおいしい。3楽章のチェロのソロは、じつに芳醇にしてまろやか。人生、こんなふうに穏やかでありたいと思いつつお茶を飲む。
1楽章の展開部の終わりの方で、シンバルのような音が聴こえる。あれは、なんだろう?

ヴァイオリンは対抗配置。
 

2013年1月25日、ドレスデン、ゼンパーオーパーでのライヴ録音。




ma
 
1月。





3月に絶版予定。。






PR
   Comment(0)    ▲ENTRY-TOP

Comment

コメントタイトル:
投稿者名:
Mail:
URL:
投稿内容:
Password: ※1
Secret: 管理者にだけ表示を許可する※2
※1 パスワードを設定するとご自分が投稿した記事を編集することができます。
※2 チェックを入れると管理者のみが見ることのできるメッセージが送れます。
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
ポチっとお願いします(´_`\)  ↓ ↓ ↓
最新コメント
カッチェン、フロマン、ブラームス"ピアノ協奏曲2番" from:Yoshimi
-11/16(Thu) -
フルニエ、フィルクスニー、ブラームス"1番" from:老究の散策クラシック限定篇
-03/18(Sat) -
ゼルキン、オーマンディ、ブラームス"1番" from:老究の散策クラシック限定篇
-02/20(Mon) -
ゼルキン、オーマンディ、ブラームス"1番" from:“スケルツォ倶楽部”発起人
-02/20(Mon) -
古典四重奏団、ベートーヴェン、15,13"大フーガ" from:老究の散策クラシック限定篇
-10/30(Sun) -
最新TB
カテゴリー