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"友だち100人できません"、オーマンディ、"春の祭典"

2012.09.13 - ストラヴィンスキー

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オーマンディ フィラデルフィア管弦楽団 20世紀の音楽



諸富祥彦の「友だち100人できません」を読む。

「このむなしい世の中、何かにはまりでもしなきゃ、やっていられない」。
そういう意味で、いわゆる「オタク」の人は強い。安心して依存できるものがあるし、なによりも孤独力がある。
著者は、だから今こそオタクを目指しましょうと言っている。

とはいえオタクの道も案外難しい。
広く浅くじゃだめなんだろうな。友達100人どころか、オタクにもなれないヨ。










オーマンディの「ハルサイ」は荒くれ演奏だ。

速めのテンポで、ズイズイと突き進む。多少音程が外れようが、リズムが破たん寸前になろうがおかまいなしだ。すべての楽器がエクスタシーを求めて咆哮している。
特にすごいのは「大地の踊り」。駆け抜けるような速さに乗って、パンチの効いた弦と金管が荒れ狂ったように叫んでいる。手に汗をにぎらずにはいられない。

「ハルサイ」を聴いて、久々に金玉が痺れた。
ギレリスのシューベルトが「重戦車」というならば、この演奏はどう表現したらよいのだろう。さしづめ「宇宙戦争」とでも言えばいいのかな?

こういうド迫力重視の演奏にはフェドセーエフやゲルギエフ、あるいはスイトナーやカラヤンのライヴなどがあるが、爆演のスケールの大きさは、これが一番かも。
ただ、惜しむらくはモノラルであること。せめて、あと数年後に録音されていたら。


1955年4,5月、フィラデルフィア、音楽アカデミーでの録音。









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