
クァルテット・エクセルシオとクァルテット・インテグラの演奏会に足を運びました(2021年3月14日、第一生命ホールにて)。
おそらく長く忘れえぬコンサート。感動しました。
淡いロマンが昇り立つようなシューマンと、熱く、かつ緊密なアンサンブルのシューベルト、どちらも素晴らしかったけど、ここではメンデルスゾーンについて書きます。
エクエルシオが先輩格だから、第1ヴァイオリンは西野さんと思っていましたが、あにはからんやインテグラの三澤さん。これが素晴らしかった。瑞々しくて勢いがよく、生命のはずみを圧縮したような演奏。カール・ズスケの神ヴァイオリンを思い出させてくれました。これでほぼ勝負あったのだけど、小さな妖精が乱舞するようなスケルツォも非常にシャープで聴きごたえがありました。
これは、エクセルシオがインテグラに手向けた花。それを若い彼女・彼らはがっしりと受け止めていたのではないかな。
全曲を束ねていたのは大友さん。悠揚迫らざる佇まいで、みんなにニラミを利かせていたし、西野さんの第2はたっぷりとした風格。演奏、そして立ち居ぶるまいにおいて、エクセルシオの大きさを感じないわけにはいきませんでした。
重ねて言いますが、ほんとうに素晴らしかった!
シューマン:弦楽四重奏曲 2番 ヘ長調(クァルテット・エクセルシオ)
シューベルト:弦楽四重奏曲 14番 ニ短調「死と乙女」(クァルテット・インテグラ)
メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲 変ホ長調
クァルテット・エクセルシオ
西野ゆか/北見春菜(ヴァイオリン)
吉田有紀子(ヴィオラ)
大友肇(チェロ)
クァルテット・インテグラ
三澤響果/菊野凜太郎(ヴァイオリン)
山本一輝(ヴィオラ)
築地杏里(チェロ)
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