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メータのラヴェル「ラ・ヴァルス」

2009.08.08 - ラヴェル
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ラヴェル「ラ・ヴァルス」 メータ指揮ニューヨーク・フィル


メータのラヴェルは分厚い管弦楽の魅力が満開。
豪華でこってりとした音響でもって、少々ぎこちないルバートを多用しているので、いくぶん野暮ったいと感じるものの、圧倒的なオーケストラのパワーの炸裂には抗しがたいものがある。
ことに、左右のスピーカーからはっきりと聞き分けられるハーブと金管の色鮮やかさ。
やや人工的かもしれないが、これがスタジオ録音を聴く楽しみというもの。

1978年9月25日、ニューヨーク、エヴリイ・フィッシャー・ホールでの録音。




しつこく広島旅行記、これが最終回。

ビールを求めて元安川のほとりを歩いていると、かすかに「G線上のアリア」が聴こえてきた。人が集まっていることろに近づいてゆくと、川辺で子どもたちが音楽を演奏している。それを聴きながら歩いてゆくと、ライトアップされた原爆ドームが見えてきた。
このようなシチュエーションだからなのか、少々頼りない音なのだけど、不思議に心に染み入った。

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宮島口で発車を待つ市電。3両編成。

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二の丸。太鼓櫓では太鼓を叩き放題なのに入場無料。

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広島城。戦後に再建された建物であるが、木の色合いがいい。

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対岸から見る原爆ドーム。左後方に広島市民球場、今もしっかり残っている。

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Comment

無題 - rudolf2006

吉田さま こんばんは

広島旅行の最終回ですか
原爆ドームを見れば、広島と分かること
これは貴重なことですよね、いつまでも忘れずにいられるのではないかな、と思ったりもします。
街の中で音楽が聞こえてくると、何とも言えない思いのようなものがこみ上げてくることもありますね〜。

メータのラヴェル、まったく聴いたことがありません。
フランス系のラヴェルではないのでしょうね〜、といっても、今時、フランス風、ドイツ風などというものがなくなってきていますよね〜。

ミ(`w´彡)
2009.08.08 Sat 17:22 URL [ Edit ]

Re:rudolf2006さん、こんばんは。 - 管理人:芳野達司

いつもコメントをありがとうございます。

>原爆ドームを見れば、広島と分かること
確かにそうですね、大事なことだと思います。ずっと後世につなげていくべきものですね。
広島の少年少女たちによる「G線上のアリア」は、場所が野外であったせいもあり響きそのものは痩せていたものの、不思議に感動的な演奏でありました。

メータによるラヴェルの演奏はあまり多くはないようです。
クリュイタンスやアンセルメのような軽やかで粋な演奏とはほど遠く、重厚長大なものです。テンポをときどき変化させていますが、それがまたなんともわざとらしいものがあり、一風変わった面白い演奏です。
2009.08.09 18:01
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