イツァーク・パールマン(Vn)プレヴィン指揮ロンドン交響楽団中日の山本昌が最年長完封記録を更新。45歳で巨人を完封、スゴすぎる。ベテランの技が炸裂だ。
彼の投げるストレートは、150キロに見えるという。実際は最速でも135キロだ。それが、投球の組み立てで打者には速く感じるらしい。110キロのスクリューボールのあとにストレートを繰り出すところがポイント。
元キューバの代表で最近レッズに入団したチャプマンは、最速で163キロのボールを投げる。テレビで見ると、確かに冗談抜きで速い。高速スライダーは、直角に曲がって見える。
でも、いくら速い球を投げると言っても、それが続いたら打者も慣れてくる。
昌は低速スクリューボールのあとに、おもむろにストレートを放り込むのだが、これが存外に速く見えるらしい。それは実際にバッターボックスに立っていなくてもわかる。スクリューのあとのストレートは、間違いなく160キロ台の剛球だ。
来年メジャーに行きたいなんていったら、引き留めなきゃ。
パールマンのメンコンは、一度聴いたことがある。今は懐かしい感のある日比谷公会堂での演奏会だ。とはいえそう古い話ではなくて、30年くらい前、東京文化会館が改装で使えなくなったときに日比谷でよくやっていたのだ。
パールマンが舞台に登場したとき、松葉杖をついていたのが少しショックだった。小児マヒで下半身が不自由なことをそれまで知らなかったからだ。
演奏が始まると、レコードで聴き知ったあの野太い音が鳴りだして、ああやっぱりこれはパールマンなのだと、まず安心したことをよく覚えている。
冷静になってみてみると、野球選手のような分厚い胸板。健常者よりもむしろ音は大きく、なんともパワフルなヴァイオリンなのだった。
プレヴィンとの録音は、その演奏会よりも前のもの。たっぷりとしたテンポで、じつにおおらか。柔らかな鉛筆で闊達に書きあげられたスケッチのように、骨太でありながらみずみずしい仕上がり。プレヴィンの伴奏は、これ以上は想像し難いくらいに緻密でバランスがよい。
1972年11月27,28日、ロンドン、アビー・ロード・スタジオでの録音。
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山本昌投手 今年はいいようです。昨日の横浜戦でもいいピッチングをしました。確かに、あの投げ方は、はた目に見ると、すごく疲れそうなのですが、あれで27年やっているのですから感心します。中年の星というよりは、それを超えて、少年の夢ともいえるのじゃないでしょうか。それは大げさですかね^^
パールマン、70年代から80年代が全盛期なのですかね。濃厚な響きはこのヒト独特のものです。
このメンデルスゾーンはみずみずしい感性がきらめいていて素敵です。