セルジュ・チェリビダッケ指揮ミュンヘン・フィル/ブルックナー交響曲第5番
1986.10.22 サントリーホール一時期、鰯が取れないということで高値になっていた。これから鰯は高級魚の仲間入りするなんていう話が流布されていてビクビクしていたが、今は状況が変わったみたい。昨日、近くのスーパーへ行ったら刺身用の真鰯が6尾で250円だったので喜び勇んで購入。またたくさん取れるようになったのだろうか。今後は鮪の心配をしていかねば。今夜は塩焼きと磯焼きで一杯。
鰯の磯焼き:
・鰯を3枚におろし、塩、胡椒をして軽くソテーする。
・海苔を酒、醤油で糊状になるまで煮る。
・皿にワカメを敷く。
・ワカメの上に鰯を敷き、その上に海苔をかけてできあがり。
鰯は、秋刀魚でも鯵でもいいようで。酒か焼酎によく合う。
鰯三昧の夕餉に思いを馳せつつ、鰯とは全く関係のないブルックナーを聴く。というか、鰯と関連する音楽を探すほうが至難か。
休日には大曲を聴きたくなる。規模の大きさで第5は第8と並ぶ曲だが、第5のほうが神々しくなく人間くささに溢れていて聴きやすいような気が私にはする。ただやはり長いので、1曲通して聴こうとすると気合が必要なのはかわらない。
この録音はサントリー・ホールの開場記念の一環として行われたコンサートのライヴ。当初、梶本音楽事務所の手によって収録されFM東京で放送される予定だったのが、公演の直前にチェリビダッケからNGを出され、
それ以来お蔵入りになっていたのだが、2006年にチェリビダッケの子息がこれを聴いて了承し、発売に至ったとのことである。
全曲で89分かけており、これはマタチッチやケンペに比べるとかなり遅い設定になるが、チェリビダッケとすれば第8ほど過激なものではないので、テンポについての違和感は感じられなかった。
アンサンブルの精度は抜群であり、特に弦楽器の磨かれた透明感のある響きは快感である。金管楽器のここぞというときの力はかなりのパワーに溢れていて、しかも音がよくブレンドされているせいか威圧感がなく、自然に音楽に溶け込んでいる。
全体的に透明感はあるけれども、厚みがなく金属的な録音がやや気に入らないが、それでも力の篭った終楽章のフーガは圧巻で、最後の金管楽器の咆哮には痺れた。★音楽blogランキング!★にほんブログ村 クラシックブログ無料メルマガ『究極の娯楽 -古典音楽の毒と薬-』 読者登録フォーム
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「厚みがなく金属的な録音がやや気に入らない」と書きましたが、好みの問題なのかも知れません。サントリーホールの残響は自然にとらえています。強いて言うならば、DENONでのインバルのマーラー・シリーズに音が似ているかも知れません。マイクが少ないような。
演奏は立派なもので、ラストはカタルシスを感じます。
このレシピは、新橋の某居酒屋(名前を覚えていない)でのメニューを参考にしたものです。青魚でも臭みを感じないし、調理もカンタンなので、鰯や秋刀魚が安いときに時々作ります。
出来上がり写真を出すべきでした。一気呵成に食ってしまいました!
チャンスがあればまた今度に…。