ドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界より」 P・ヤルヴィ指揮ロイヤル・フィル今日からセンター入試。
ウチの息子は、朝から鼻血を出しながら自転車で出動した。
ところで、キットカットというお菓子は、大きなサイズの袋で買うと1個づつ小袋に梱包されている。そして、小袋の裏面にメモ用と思われる空欄があるのだ。
誰かにプレゼントする時にひとこと添えるようなものだと推察できる。気軽に買えるという商品の性質上、愛人への勝負どきに使うっていうニュアンスのものではなさそうだ。
そこで、息子が試験のために持っていく弁当の袋に、キットカットをいれることにした。きっと、こういうときに使うためのものなのだろう。
応援の一言を書いた。
ガ・ン・バ!
(高倉健より)
帰ってきたらぶん殴られそうな気がしないでもないが、よい結果を祈るばかりだ。
そして今日は、久しぶりに「新世界より」を聴いた。パーヴォ・ヤルヴィの最初の録音。最初といっても、90年代の録音である。若いから。
なんとも鮮やかで、かつ注意深い演奏。弦も金管もガンガン鳴らせているわりには、うるさくないし、細部への配慮がきめ細かい。こんな音があったのか、と思わせる個所がいくつかある。
2楽章はタイムによると15分かけているから、比較的ゆっくり目のほうだと思うが、まったく遅く感じない。全体がしまっている。
ロイヤル・フィルのカラッとした音色が印象深い。ロンドン響やロンドン・フィルは、くぐもって湿った感触が面白いオーケストラだけど、このオケはもっと乾燥しているというか、明るい感じがする。
1993年の録音。
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