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"ハドソン川の奇跡"、モントゥー、"白鳥の湖"

2016.10.10 - チャイコフスキー

ma



錦糸町楽天地シネマズで、クリント・イーストウッド監督の「ハドソン川の奇跡(原題:SULLY)」を観る。

2009年1月15日、USエアウェイズ1549便がニューヨーク・マンハッタン上空を飛行中、バードストライクによって全エンジンが停止。
機長のサレンバーガーは必死のコントロールと苦渋の決断の末、ハドソン川に機体を不時着水させる。155人の乗客と乗務員は全員無事。英雄と称えられるいっぽうで、保険会社などの調査から、左エンジンは動いていたのではないかとの指摘があり苦境に陥る。

面白かったし、最後は泣かせてくれたが、イーストウッドにしては軽めの作品だと思う。
「許されざる者」や「硫黄島からの手紙」、あるいは「グラン・トリノ」が本気だとすれば、これとか「インビクタス/負けざる者たち」は彼の余興みたいな感じ。

でも、完成度が高いことは言うまでもない。



ma



 
モントゥー指揮ロンドン交響楽団の演奏で、チャイコフスキーの「白鳥の湖」(ハイライト)を聴く(1962年6月、ロンドン、ウォルサムストウ・アセンブリー・ホールでの録音)。

これは、淡くて軽いタッチで描かれたチャイコフスキー。バレエの大家でもある当時87歳の巨匠が、余裕をもって、恰幅のある音楽に仕立てている。オーケストラも英国バレエの伝統のある都市を代表するロンドン交響楽団。とくに技巧を誇示しているところはないが、危なげがまったくない。首をかしげるような解釈は微塵もないし、安心して身を任せていられる。

テンポは全体を通じて中庸そのもの。各パートのバランスもよく、名人の手による水彩画のようにこなれた色彩感を放っている。ヴァイオリン・ソロはなんとも艶やか!

収録時間は、およそ58分。全曲の40%強をカバーしているから、なかなか聴きごたえはある。けれど、やはり全曲を聴きたくなる。


ヒュー・マガイアー(ヴァイオリン)








ma
 
駐車場。








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