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"風の谷のナウシカ"、バックハウス、"練習曲・ワルツ"

2015.01.25 - ショパン





宮崎駿監督の「風の谷のナウシカ」を観る。

これは、細菌に犯された地球で、細々と暮らす人間が、敵の国と戦う近未来SF。
ナウシカは小さい国の地位ある身分であり、地球に住む他の生物と共生を図っている。が、敵国の侵略にあい、強い生物であるオームの怒りをかい、破滅寸前まで追い込まれるが、ナウシカの勇気ある行動で人々が助かる。

この映画の見所は、ナウシカの魅力に尽きる。彼女は童顔であるが、乳がでかい。足もすらっとしており、体型的にも成熟した女の魅力を発散させている。それは敵国の「殿下」も同様。彼女も何故か巨乳である。
アニメだから慣例的にこうなった、という言い訳は、宮崎作品には通じないだろう。なにか意味があるはずである。それは何なのか。
それを解くためには、もう少し彼の作品を観なくてはならないかな。








バックハウスのピアノでショパンを聴く。

・練習曲集 op.25〜第1,2,3,6,8,9,5番
・夜想曲変ニ長調 op.27-2
・ワルツ 変ホ長調 op.18

バックハウスというと、ベートーヴェンやブラームスばかりが有名だ。私もそればかり知っているが、戦前に録音されたショパンの練習曲があるのは知っていた。ただそれは未だに聴いておらず、順序は逆になるがこの録音を聴いた。

予想以上にいい。テンポがいいし、リズムが精確だ。これだけのショパンは、誰でも弾けるわけじゃないと思う。
練習曲といえば、ポリーニの例の録音や、横山幸雄のディスクを思いおこす。彼らは、卓越した技巧でもって、この難曲をメカニカルに、そしてほどほどの抒情をもって弾いていた。
バックハウスは、テクニックでも、そう遜色はない。そのうえ、呼吸が深いので独特の文法を用いているように聴こえる。それはとても詩的であり、華やかさも兼ね備えている。
こういうピアノ、どこかで聴いた。ミケランジェリのピアノである。同じようにライヴであり、彼はワルツを弾いた。それはとても色が濃く、妖艶な雰囲気をおしみなく出したピアノだった。このバックハウスも、雰囲気がじつにいい。

夜想曲は音が美しい。ひとつひとつが宝石のようだ。バックハウスとは、こんな音を出すピアニストだったのか。

ワルツは、冒頭にちょっとしたフレーズを載せてから始まる。軽快で楽しい演奏。
モノラルであるが、時代を鑑みるとバックハウスはもうかなりの齢のはず。そう昔の話ではない。なのに、彼のショパンが大きな評判にならないのはおかしな話である。


1953年6月11日、ルガーノ、アポロ劇場でのライヴ録音。




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ma


八甲田その2。











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Comment

バックハウスのショパン - yoshimi

こんばんは。
ピアニスト兼文筆家の青柳いづみこさんに言わせると、バックハウスのショパンは「むっつり系」で、「クソ真面目な顔をしながら、ときどき口もとをにっとゆるめたり、なにげにすごく興奮したり、珍しいショパン」なんだそうです。

ルバートをほとんどかけず、情感たっぷりな歌い回しもしないわりに、メカニカルな感じもせず、ベタベタしない品の良い叙情感が爽やかです。

1928年のエチュード録音の方は、かなりテンポが速く、タッチも軽やかで指回りも良く、起伏もいろいろついて情感が濃くなってます。
技巧的には今のピアニストと比べても遜色なく、古い世代のピアニストなのに、高度なテクニックを持っていたのがよくわかります。

モノラル録音でもそこそこ音は綺麗ですが、音質の良い晩年のライブ録音を聴くと、とても綺麗な音で弾いています。
若い頃に言われた「鍵盤の獅子王」というイメージがあるので、バックハウスの音の美しさは意外に思えました。
2015.01.26 Mon 23:57 URL [ Edit ]

むっつりはいいですね。 - 管理人:芳野達司

yoshimiさん、こんばんは。
バックハウスは、あんな険しい顔をしているのだから、軟弱なショパンをやられたら困ります。笑
彼のショパンは、「クソ真面目な顔をしながら、ときどき口もとをにっとゆるめたり」ということは、厳しくて実直な人がたまに見せる笑顔のようなものなのだと理解しました。
そういうのに弱い。
淡々としていて、ときおり微妙に強弱の変化を見せているショパンだと感じました。
ああ、これは名人の手によるショパンだなと。当てになるかわからない、勘にすぎませんが。
1928年のエチュードも聴きたくなりました。
2015.01.27 20:58

SP時代のエチュード - yoshimi

こんばんは。
バックハウスのSP時代のエチュード音源があります。(タイトルの「1925」は間違いだと思いますが)
音が篭ってますが、聴くには充分です。
https://www.youtube.com/watch?v=rBBRx3zFvFY
これは、SP期での世界初のエチュード全曲録音で、当時のバックハウスは、”ショパン弾き”として知られていたそうです。
「名人の手によるショパン」というのは、当たってます。

急速系の曲は体感的にかなり速いです。
何曲か演奏時間をチェックしてみると、あのガヴリーロフと同じくらいか、少し速いくらいです。
そのわりに軽やかなタッチで指回りもすこぶる良く、技巧的な余裕を感じさせるせいか、ガヴリーロフみたいにせわしない感じがしません。
「別れの曲」はルバートたっぷりでとてもロマンティックです。

さすがに若い頃の演奏だけあって、後年よりも勢いがあり、わりとストレートに感情込めて弾いているような感じがします。
両方ともそれぞれの味わいがあっていいですね。
2015.01.27 Tue 23:46 URL [ Edit ]

追伸です - yoshimi

Youtubeの音源よりも、Profilの復刻盤の方が、音質が良く、音に輝きがあり細部もわかりやすいです。
試聴ファイルは以下のサイトにあります。
http://www.amazon.co.jp/dp/B004H7IGKS/ref=dm_cd_album_lnk
2015.01.27 Tue 23:58 URL [ Edit ]

うわー、ありがとうございます! - 管理人:芳野達司

こんばんは。
パソコン、というかプロバイダーの調子が悪くて、10の1のみしか聴けてません。
なので、スマホで返信を。一曲だけですが、雰囲気は濃厚に伝わります。1928年の録音にしては鮮明で厚みがあります。
思えば、練習曲を通して聴いたピアニストは数えるほどです。今週末に全部聴きたいと思います。
楽しみです。
2015.01.28 22:49
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