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中日負け! そこでムラヴィンは癒してくれるのか?

2006.10.26 - ショスタコーヴィチ
ムラヴィンスキー

ムラヴィンスキー指揮レニングラードPO/ショスタコーヴィチ交響曲第6番


今年はいけるとおもったのだがなあ。
ドラゴンズは、チャンスを作ってもランナーを返すことの出来ないという悪いパターンを立て続けに露呈してしまった。バッターの勝負強さがすっかり影をひそめてしまったのが、なによりの要因。
札幌は寒いからだろうか!? もしくはススキノで大暴れして元気がなくなっちゃったとか。
投手はまあまあよくやった。3,4点とられてもそれは投手の責任ではない。それぞれ調子が悪いながらも、試合をつくるために粘り強くよく投げていた。
日ハムは、名古屋で1勝をしてから、波に乗り切れた感じがする。
両者の実力は互角であるが、渾身をこめた1つ1つのプレーを地道に積み重ねたことで、ファイターズは最後までよい流れを切らすことがなく、じわじわと点数を拡げていった。
小技はきくし守備もうまい、中日によく似た色のチームだが、今回は日ハムの実力が上だった。隙のない、良いチームであった。


私の目の黒いうちに、ドラゴンズは日本一になれるのだろうか…。



話題は変わって、ムラヴィンスキー。彼が初演もしたショスタコーヴィチの第6交響曲。
深刻で内向的な第1楽章で始まるが、コミカルな味わいのある第2楽章と、おもちゃ箱をひっくり返したように賑やかな終楽章との雰囲気が似ている。あんなに深刻だった第1楽章はなんだったのか、曲を聴き終えた後にしばし考えてしまう音楽だ。
録音がドライなライヴなので、ムラヴィンスキーの音楽がより先鋭に聴こえる。クラリネットとフルートを始めとした管楽器群が雄弁で参った。テンポを速めに設定して、畳み掛けるような終楽章が特に目覚しい。熱狂的ではあるけれども、体感温度は低いというパラドクス。「非情な」指揮者ムラヴィンスキーの面目躍如である。
こういう演奏を聴くと、ムラヴィンスキーとレニングラードとのコンビを実演で聴きたかったものだと、しみじみ思う。


試合の後にこの曲を聴くことに無理があるかもしれない。今日の敗戦のショックは、ムラヴィンスキーほどの音楽を聴いたとて、正直いって癒されない。
結局、時間が忘れさせてくれるのを待つしかないかナ。




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