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シューベルト 交響曲全集 C・デイヴィス指揮 ドレスデン国立歌劇場管弦楽団今まで聴いたことのない音楽を自分にとって新曲とするならば、この新曲はここ数年間で最大の収穫のひとつだ。
第1楽章の冒頭の、金管と木管とティンパニが溶け合うところからして魅せられた。
メロディーは若々しくて、大胆。今まさに地上に生まれてきた若芽のような新鮮さが満点。
第2楽章は、完全に「八重奏曲」の世界。メロディーの美しさがはかなすぎる。シューベルト・ワールドが全開だ。10回繰り返し聴いても飽きない深さもある。
第3楽章の暗い情熱の迸りも聴きのがせない。ハイドンを思わせるところもあるが、トリオの歌いまわし、特にホルンや木管の合いの手は、上機嫌なシューベルトの明るい表情がいっぱい。
終楽章は、プレスト・ヴィヴァーチェ。めくるめく速さと切れ味が、発熱するくらいに熱狂的だ。
コリン・デイヴィスの演奏は、相当いい。シューベルトの悲しさとか楽しさといった表情を余すところなく描きつくしている。オケは素晴らしいとしか言いようがない。ことにフルート、クラリネットの濃い響き、ティンパニの皮の音、そして終楽章においてイキイキと跳ね回る弦楽器。
ここには、クラシック音楽を聴く醍醐味がある。(酔っ払いの戯言だけど)聴いたことのない方は、ぜひ聴いてみてほしい。PR
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