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C・デイヴィスのシューベルト「交響曲第9番"グレイト"」

2007.11.03 - シューベルト
schubert

シューベルト 交響曲全集 C・デイヴィス指揮 ドレスデン国立歌劇場管弦楽団


ドラゴンズ53年ぶりの優勝、近所の中華料理屋で見届けました。30年以上待った甲斐があったよ。
ポストシーズンでは中村や谷繁がよかったし、シーズンを通しては荒木、井端、岩瀬がよくがんばった。落合監督の野球はつまらないというヒトがいるけど、荒木、井端を中心とした、冴え渡る守備を主体にした野球は渋いけれども面白いと思う。
まあ正直なところ、ファンからすれば、勝てればなんでもいいやということなんだけど。


そのドラゴンズがCSを快進撃している最中に、ふとシューベルトの交響曲が聴きたくなって、C・デイヴィスの全集を購入。
なぜこの指揮者にしたかは、次の2点から。
1.昔やったボストン饗との「グレイト」がとてもよかったから。
2.安かったから。
何枚か聴いてみたけど、これは期待通りかそれ以上のものだった。「グレイト」も素晴らしい。
冒頭のホルンの決然とした響きを聴いただけで、この演奏のレベルの高さを予感させられる。反復を全て実行しているので、全曲で62分という長さになっているが、テンポは中くらい。
提示部を2回づつ繰り返しているわけだが、この演奏ならば、何十回と繰り返して欲しいほどだ。
ドレスデンのオケは肌理が細かく、音そのものが快感だが、デイヴィスの指揮は細部までよく目が行き届いた丁寧なもの。微妙に動くテンポ設定は考え抜かれており、流れがいい。
第4楽章で弦のさざ波の上でクラリネット、フルートと吹き継がれるところでは、涙が出そうになった。
今まで聴いてきた「グレイト」の録音の中で、ジュリーニ/CSOと並んでトップクラスの名演奏。
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