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フィッツウィリアム四重奏団とカンペンのシューベルト「弦楽五重奏曲」

2009.06.27 - シューベルト

sch

シューベルト 弦楽五重奏曲 フィッツウィリアム弦楽四重奏団 カンペン(Vc)


ベルギービールの専門店「ベル・オーべ」の豊洲店に行く。
ビールの種類が豊富なため、どれを選んでいいかわからない。
私のように普段は発泡酒でくだを巻いている人間はビールならなにを飲んでもおいしいと思うから、なんだっていいっちゃいい。店のヒトにそれぞれの特徴をきいてオススメのビールを注文した。
750ミリリットルの瓶で2500円を超えるから居酒屋の生ビールと比べて高いものだが、高級ワインと比べれば割安であり、アルコール度数が12%のものもありじゅうぶんに飲みごたえがある。
それだけにガブガブいってしまうと翌日にキク。


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グーデン・ドラーク


beer

グーデンバント



弦楽五重奏曲はシューベルトが死の年に完成したもの。
31歳という年齢と最晩年とのイメージが、相変わらずうまく結びつかない。本人がどういう気持ちでこの作品を書いたか知る由もないが、最晩年と言われると納得してしまう何か重いものがある。
ことに前半の2楽章は重くて深い。果てしのないような洞窟を思わせるあたり21番のピアノソナタの冒頭楽章を思わせる。この録音では35分を超える長さだが、ウィスキーを片手にすればあっという間に過ぎ去っていく。酔いとともに現実からじょじょに遠くに連れていかれる感覚がたまらない。
それと対照的なのが3楽章で、響きそのものは明るいものの、じつに激しい。尋常ではないテンションの高さが狂気を感じさせる。
終楽章は一転して天上のごとく優美なもの。これは八重奏曲の世界だ。
みんなバラバラなようでいて、通して聴くともうこれ以外の組み合わせは考えられないくらい強固な結束があるようだ。
フィッツウィリアムは切り込みが鋭い。録音もいい。

1983年の録音。
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Comment

無題 - rudolf2006

yokochanさま お早うございます〜

ベルギーのビール、美味しいんですね
けっこう高価なものですね

シュベルトの弦楽五重奏曲、シュベルトの晩年の作品にしては、珍しく明るい曲調の曲だと思うのですが〜。
今年か去年から聞きだした曲ですが、お気に入りの曲になっています。
ウィーン・コンツェルトハウス盤も良いですし、クリーヴランド盤(ヨーヨーマがチェロで参加です)これも良い演奏ですよ〜。
フィッツウィリアムの演奏はまだ聴いたことがありません〜。

ミ(`w´彡)
2009.06.28 Sun 10:01 URL [ Edit ]

無題 - rudolf2006

吉田さま 追伸です

申し訳ございません、お名前を間違えてしまいました。
ご寛恕のほど、宜しくお願いいたします〜。
どうも写真の感じで間違えてしまったのかもしれません、呆けております。
m(_ _)m
2009.06.28 Sun 10:03 URL [ Edit ]

Re:rudolf2006さん、こんにちは。 - 管理人:芳野達司

いつもコメントをありがとうございます。

yokochanさんに間違えられるとは光栄です^^
ビールの写真など雰囲気は似ているかもしれません。
もっとも、こちらは写りがあまりよくないので恐縮しています。

シューベルトの弦楽五重奏曲、CDは以前から持っていましたがキチンと聴いたのは今回がはじめてかもしれません。
これもスゴイ曲ですね。
他の演奏も聴きたくなりました。ウィーン・コンツェルトハウス盤、クリーヴランド盤、ともに魅力的ですねー。
長い曲ですが、酒を呑みながらの鑑賞は至福のひとときでございます。
2009.06.28 18:09
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